JA:ライフサイクルの考え方の比較

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このページでは、提案、建設中、操業中、使用終了、放棄、取り壊しなど、様々な地物のライフサイクルのタグ付け方法の概要を提供しています。共通で使用されているもの、さほど使われていないものや議論されているものもあります。方法によってはメイン OSM プロジェクトで激しく議論されているものの、別に歴史的 OSM プロジェクトで広く使われているものもあります。

なお、「OSM へようこそ」ページでは、「含めてはいけないものは、評価のような主観的なデータ、歴史的または仮想的なもの、著作権のある情報源からのデータです。」と書かれています。

<キー>=<状態> + <状態>=<値> 方式

highway=construction + construction=motorway

この方法は道路に使われ、一部の人が同様に建物に使っています。他の分野に展開することが簡単ではなく、データの利用者に想定されていない形でタグが適用されたり組み合わされたりすると、混乱を及ぼす可能性があるので、ウィキで定義していないところでは使用するべきではありません。

長所:

  • highway=* でよく使われている

短所:

  • 複数の「主要」なキー(例えば building=church + amenity=place_of_worship)を持つ地物を扱えない
  • 名称の競合が発生する可能性がある。新しい <状態> キーには、広く使われている他の既存のキーや値と同じ名称が使えない。
  • 道路と鉄道と解釈に違いがある
  • 特定のタグについてこのタグ付けの考え方を使うことを想定していないアプリケーションが混乱すると思われる。例えば、 shop=<何か> について一般に使用できるアイコンが、 shop=abandoned でも表示される可能性がある。


ライフサイクルの接頭辞方式 (<status>:<key> = <value>)

ライフサイクルや状態の名前空間接頭辞で、オブジェクトに proposed(提案中)、 planned(計画中)、 construction(建設中)、 disused(使用終了)、 abandoned(放棄)、 demolished(破壊済み)、 historic(過去)のような状態をタグ付けすることができます。

例: disused:amenity=pub
他の例: construction:amenity=parking, proposed:lanes=2, abandoned:railway=narrow_gauge

このキーの接頭辞を使うと、現在や過去のアプリケーションが既に存在しないものや完全に機能しないものに惑わされることがなくなり、このタグ付けの考え方に対応したソフトウェアだけがこの値を評価できます。

関連する提案として、例えば name:-1965=Kings Place のように、過去のタグに日付を含める date namespace も参照してください。2つは組み合わせることができます。


詳しくはJA:ライフサイクルの接頭辞を参照してください。

その他
highway=secondary
name=Blar road
ref=B123
lanes=2
lit=no
proposed:highway=motorway
proposed:ref=M99
proposed:name=<null> (a secondary decision is to agree how to tag a key which no longer has a value)
proposed:oneway=true
proposed:lanes=3
proposed:lit=yes
historic:railway=rail
historic:name=Blar to blar railway

長所:

  • 現在有効なすべてのタグに対して追加することができる。
  • 既存のアプリケーションに影響を与えない。
  • ソフトウェアが接頭辞を分離して、過去や計画中の地物を含めた OSM モデルを作りやすい。
  • ライフサイクル情報が、どのようなキーでも一貫した流儀で追加できる。
  • 以前使われていた情報をすべて取り戻すことができる(たとえば、 railway=abandoned では、以前の railway のタグ付けが失われる)。
  • old_name=*railway=station_site のような、他の歴史に関するタグを合理化できる可能性がある。

短所:

  • マッパーが多くのキーを更新する必要がある(ただし、これはモデルがより詳細である結果である)。
  • マッパーが個別のタグが適用可能かどうかを考える必要がある(しかし、これは利点にもなりうる)。

鉄道

鉄道の軌道は、廃線などが伝統的に以下のように記述されてきました。

railway=disusedrailway=abandonedrailway=preserved

この方法は鉄道のみに使われており、 railway=station のような鉄道に関するインフラには使われていません。鉄道駅には、 abandoned:railway=station のようにライフサイクルの接頭辞を使用してください。

この方法における他の問題は、廃止になった軌道について詳細をマッピングできないことです。道路と同じような解決方法を使うこともできますが(例えば railway=disused+disused=narrow_gauge など)、これは広くは受け入れられていません。そのほかの解決方法として、 railway=disused + disused:railway=narrow_gauge のように、ライフサイクルの接頭辞と組み合わせて使用する方法があります。

"keyname:DATESPEC=.." として日付の接尾辞を追加する方法

The date namespace can be added to any tag to indicate a period of validity for the tag.

<tag>:<year>-<year>=...
<tag>:<date>--<date>=...
<tag>:<year>-=...
<tag>:-<year>=...

This tagging is most useful to describe the history of a feature rather than its current status. Can be also combined with "status:key..." ライフサイクルの接頭辞 style mapping mentioned above.

ISO 8601 suggests using a double hyphen ("--") for date ranges, for simple year-year ranges (and backwards compatibility) a single hyphen ("-") can be used as long as there is no possibility of confusion.

To map a school that became disused and was then converted into a house with the complete history
  • building = house
  • building:1971-12-18-- = house
  • amenity:1835-1965 = school
  • amenity:1965--1971-12-18 = school
  • name = The Old School
  • name:1835-1965 = St Cakes Primary School
  • name:1971-12-18-- = The Old School
名前、種別、参照記号、表面状態などが変化した長い歴史がある道路
  • highway = pedestrian
  • highway:1974- = pedestrian
  • highway:1932-1974 =primary
  • maxspeed = 30
  • maxspeed:1957-1992 = 50
  • name:1871-1933 = Kaiserstraße
  • name:1933-1945 = Adolf-Hitler-Straße
  • name:1945-1953 = Stalinstraße
  • name:1953-1990 = Ernst-Thälmann-Straße
  • name:1990- = Konrad-Adenauer-Straße
  • ref:1932-1960 = R 96
  • ref:1960-1990 = F 96
  • ref:1990- = B 96
  • surface = paved
  • surface:1890-1927 = cobblestone
  • surface:1927- = paved
2か月後(2015年3月1日)に一方通行の方向の変更が計画されている道路
  • highway=residential
  • oneway=yes
  • oneway:2015-03-01--=-1
2015年6月1日から10月1日の間に工事が計画されており、その後は元の状態に戻る予定の場合

なお、ここでは2つの体系を組み合わせています

  • highway=residential
  • highway:2015-06-01--2015-10-01=construction
  • construction=residential

長所・短所

長所:

  • Will not confuse existing applications.
  • Allows complete history record with per-tag distinctions.
  • Can be combined with other tags.
  • Can be combined with "status:tag" style life cycle tagging.
  • Supports adding historical/future information to currently used features if desired.
  • 道路工事や計画されている地物を、複雑な利用制限や地図が古くなることを心配せずにタグ付けできる。

短所:

  • Difficult to search for objects by year (range) or objects using this tagging scheme.
  • Duplication when current and past use overlap (eg building:1930-=house + building=house ought to be used).
  • Datespec needs to be added to most tags separately where it applies to several tags. This does increase flexibility but also means some data duplication and more work when editing.
  • For a single object with various tags affixed with dateranges it is difficult to ascertain whether equal dateranges refer to exactly identical periods of time or just happen to be identical strings which might have been slightly differing time periods in reality but resulted in identical daterange strings because of lack of precision or missing exact dates.
  • この種のマッピングは後から検証できない過去のデータを追加する結果となり、それはOSMに入れるべきではない。

start_date and opening_date

start_date=* is intended to be used to indicate when an existing and functional feature was completed. Dates in future must be avoided. Originally end_date was also envisioned but is discouraged as it is likely to cause backward compatibility problems.

opening_date=* is intended on features which will open in future, those must be additionally tagged so that confusion with real-existing features can not happen - for example with the "construction:" namespace prefix.

Advantages:

  • simple tagging of complex objects
  • easy to interpret data

Disadvantages:

  • very easy to break existing applications if not done very carefully
  • no way to apply to different tags of an object separately
  • no way to specify more complex history of objects

life_cycle リレーション方式

詳細はProposed_Features/Life_cycle_relationを参照

提案状況: 提案は現在も「ドラフト」の段階ですが、2009年中頃から議論は進んでおらず、事実上「放棄」されたものとみなしても良いでしょう。

長所:

  • 正しく利用すれば、アプリケーションを混乱させない。
  • 使用可能時の地物に追加するのと同様に、全ての他のタグをリレーションに追加できる。
  • リレーションの type の値には life_cycle だけが加えられ、幾つかのキー名に life_cycle のプレフィックスが付け加えられる。<状態> を増やす際に名前の衝突を心配する必要がない。
  • 必要ならば、現在使用されている地物に歴史的・将来的な情報を追加することもできる。

短所:

  • リレーションを使う必要がある
  • 明らかに「タグなし」のウェイにタグを付けてしまうような間違いを誘引するおそれがある

life_cycle = <状態>方式(却下)

詳細はProposed_Features/Statusを参照

For example: amenity=pub, life_cycle=construction
Also: life_cycle=disused, life_cycle=proposed

長所:

  • 他のタグも通常どおり追加できる。
  • アプリケーションが life_cycle=* さえサポートしていれば、将来新しい値が追加されてもトラブルが発生しない。
  • キー名には life_cycle だけを追加すれば良く、<状態> を増やす際に名前の衝突を心配する必要がない。

短所:

  • 却下済み
  • アプリケーションが当該タグをサポートしていない場合、地物は利用可能とみなされ、そのように表示されたり、ナビゲーションに利用されてしまう可能性がある。

<状態>=yes方式

参照:disused=*Proposed features/AbandonedProposed features/vacant、その他 construction=yes のような類似の方式

提案状況:'abandoned(廃棄)'キーが提案されていましたが、現在、この提案は「放棄」されたものとみなされ、結論には至りませんでした。'vacant(空き家)'キーはまだ「ドラフト」の状態ですが、2010年中頃から議論が止まったままです。

長所:

  • 他のタグも通常どおり追加できる。

短所:

  • アプリケーションが当該タグをサポートしていない場合、地物は利用可能とみなされ、そのように表示されたり、ナビゲーションに利用されてしまう可能性がある。
  • 名前の衝突の可能性: この方法を広く利用できるようにするには、新しい <状態> に他の既存のキーと同じ名前は使えない。

関連項目