JA:Land use and areas of natural land
オープンストリートマップは土地利用マッピング(地表の様々な地域の利用区分)をサポートしています。ざっと単純なエリア (areas) を描き、Key:landuse からのタグや、あるいは Key:natural といった他の土地分類のためのタグを用います。これらのタグの多くが Renderer でサポートされており、道路とその他の地物の下敷きとしてエリアが様々な色でレンダリングされます。
土地利用マッピングへの取り組みの推奨はまだ話し合いの途上です。下記の #Open questions を参照してください。
例
Wakefield では多くの土地利用が地図化されています。Wakefield は「よい」事例でしょうか?下の図を見てご自身で判断してください。
この図の中で見られる土地利用区分のタグは以下のとおりです。
- landuse=residential
- landuse=industrial
- landuse=farm
- landuse=recreation_ground
- landuse=allotments
- landuse=cemetery
- natural=heath
- natural=scrub
- amenity=school
- amenity=hospital
未決問題
土地利用に関してはやっかいな問題がいくつかあります。
すべての地域を土地利用で分類することが目的なのか?それはそれでいいかもしれないですが、実質問題として、都市郊外の広大な土地の大部分を占める農地(国によっては砂漠や荒野)をどう扱うのでしょう?どのようにしてこれらをマッピングするのか?農地が描かれた土地の上に大きな茶色いしみがあるというように、それらがマッピング途中だと地図は変に未完成なものになります。なぜレンダラーの仕組みはそのようになっているのか、という疑問もあります。
さらに、隣接する土地利用区域どうしのノードの共有如何(ウェイのセグメントは重複するのか?)や、土地利用区域の縁沿いに接した道路はノードを共有すべきかどうかという問題も生じています。これに対しては人によって取り組み方が異なり、土地利用区域や周辺を取り囲む要素の間にわずかな隙間を設ける人もいます。ノードが重複していると、データの運用はさらにやっかいなものになります(ノードを引き離したい場合はショートカットキーなどを使う必要があります)。
上と同じような問題として、土地利用区域は交差する道路と常に「結びつけ」(ノードを共有させ)られていなければならないのでしょうか?これは highway=footway で道路が leisure=park を通り抜けるような場合もよくみられる問題ですが、土地利用データの場合は別のレイヤーに分けるのがより複雑になります。
マッピングの粒度についてもさまざまな問題があり、例えば農地をマッピングする場合どのくらいの粒度でやればいいのか、つまり、landuse=farm のエリアは個人の畑や農地の周りに描かれるのか、それとも農業用地全体をカバーする広大なエリアとして描かれるべきなのかという疑問が生じえます。
さらに都市のマッピングとなると、非常に詳細な土地利用を描こうとすれば、すべての街角の店の周りをひとつひとつ小さな landuse=retail でマッピングすることになります。これは building=* タグの使用とどう組み合わせるべきなのでしょう?
タグ付け問題
以上のような土地利用マッピング全般に関する問題に加え、タグ付けについても非常に多くの疑問があがっています。我々は landuse タグと natural タグの一覧を客観的に見直した結果、これはどうしようもない困難な問題のようだと判断しました。しかしながら、オープンストリートマップは決して厳密な存在論を追い求めるものではないことを忘れないでください。あなたがデータを利用する際には、あなたが分類を合理化する方法にマッピングを合わせればよいのです。
より実用的なタグ付け分類への姿勢を固守するマッピングコミュニティの説得は、さらに難しい仕事です。多くのタグが少数の人びとによって特定のエリアで激しく使用されているものの、その他の定義されたタグとの相性はいいとは言えません。それどころか、この問題を一度に解決しようとしても意味がありません。Wiki のタグ関連のページで類似したタグどうしを橋渡しし、wiki talk のページや他の Contact チャンネルを用いて、タグ間の矛盾を指摘し物事がより合理的な方向へ向かうように少し手助けしてください。けれどもみんなが賛同してくれるわけではありません。辛抱強くやることが肝心です。