JA:Yokohama mapping party 20120722
横浜関内マッピングパーティー (ビル高さ計測マッピング)
横浜マリンタワーとその周辺のビル群の高さ実測について様々な方法で試みるマッピングパーティーです。
スケジュール
- みなとみらい線 元町中華街駅 マリンタワー側出口No.4 前に9:30集合 (小雨決行)
- 高さ計測ツール、アイデアを各自持ち寄り、マリンタワーとその周辺のビル群の高さ計測を試みます。
- お昼12:00解散。
マッピング前
OSM2World http://osm2world.org/
マリンタワー、山下公園、大桟橋放周辺のBing写真はまだ2009年以前撮影の写真のようです。
[1]
22日にマッピングした結果とBing写真には結構違いがありますのでご注意ください。 Bing写真に写っているマリンタワーについてもリニューアル前の姿で現状とは差があります。
sourceの表記について
建物高さのソース(実測しました)表記はsource:heightがよいと思いましたので
source:height=survey
などと一部修正してみました。注記はdescriptionを利用すればよいと思います。
マッピングパーティー報告
5名の参加があり、無事終了しました。参加ご協力ありがとうございました。
hayashiさんからの報告
高さ計測会は、私、ikiyaさん、びきねっとの木下さん、大和田さんの4人で開始。 まずは、マリンタワーから各自の方法で展望台の床面部分までの高さを計測してみたところ、ほぼ85m近辺という結果が得られたが、マリンタワーの公称値では91mとなっている。公称値は展望台の天井までの高さを指すのか、海抜のことなのかは不明。 気を取り直してトップまでの高さを計測すると約95mという結果が得られたが、公称値は106mと10m以上高い?! タワーの頂上に細いアンテナが立っているので、106mとはアンテナも含めた長さかも? だが、4人ともだいたい同じ値を示しているので、実測値が正しいという自信を得ることができました。
ちなみに4人の測量方法を紹介すると、
木下さんは3000円ほどで購入したミルメモリのついた距離計。これは小さな双眼鏡のようなもので、覗くと中に十字に目盛がついています。映画でスナイパーが照準を覗いた時に見えるあれです。 原理はゴルフ用の距離計と同じで、既知の高さの対象物と被計測物との見える比率から計測します。 今回は歩行者用の信号機の高さを基準にしてビルの高さを求めていました。
私は、カスタム水平器でビルからの45度地点を探る方法です。
大和田さんは分度器におもり糸をつけるという超シンプルな器具でビルの俯角を計測して三角関数で高さを求めるというもの、分度器の場合は覗いている間は分度器の目盛を読み取ることができないのですが、狙いをつけたら指で紐を抑えて目盛を読み取ることができるので、道具としては一番簡単に使えるものかもしれません。 ただし、計算がややこしい。
レーザー距離計は一瞬にして正確な距離を求められる脅威の性能なのですが、レーザーを利用しているので危険なため、公道や公園では使えないということだそうです。 高層ビル街でおこなう3Dマッピングには向いていないようです。 巻尺で距離を測るてもありますが、一人では測れない。道路をまたぐように測るのは道交法違反になる。ということから、距離はやはり歩測がいいのかもしれません。 (今回は使いませんでしたがロードメジャーがあれば・・・)
その後、30分間思い思いに自由行動。 私は水平器と歩測で30分間で6つのビルを実測できました。
その後、山下公園で歩測の練習。 歩測もちょっと練習するだけで、誤差2%以内で計測できるようになります。 お金もかからないし、一度習得すれば一生使えますのでお勧めです。
飯田さんとも合流して、各自の測定器の評価を兼ねて山下公園からグランドホテルを計測 中華街で昼食を食べて解散。 という感じでした。 ビルの高さ計測結果を表にまとめました。
木下さんからの報告
木下です。
ikiyaさんまとめページ作成有り難うございました。
私の方は、去年末購入したSAFARI双眼鏡(ミルスケール付き) を使用した計測が出来ないかな~~という事で参加させていただきました。 ミルスケールというのは、距離の計測もしくは対象物の大きさを計るスケールです、詳しくは以下を参照してください
[3] 今回はAndroid アプリのreticle-rangerという対象物の大きさをミルで読み取った場合の距離計算アプリも使用してみようと用意してました。
当初はミルスケールで建物の高さを直接測定しようかと考えていたのですが、対象との距離が1キロも離れていないため100メートルの対象物が入りきらず断念、他に方法は無いかと考えてhayashiさんと大和田さんの45°計測器を拝見させてもらったりikiyaさんのレーザー測距器の手伝いをしながら以下の手順で精度は良くないかも知れないが大体の高さが分かるのではと思いつきました。
手順としては
1.建物周囲でターゲットとなる構築物(信号や道路標識等)を探す 2.hayashiさん大和田さんの45°計測器で計測器が45°となる地点に移動 3.2で移動した地点より、1で選定したターゲットを双眼鏡のミルスケールで読み取りreticle-rangerで計算、計算結果が建物の高さになる
という方法がイケるのでは無いかと考えております。ターゲットとしては信号や道路標識だけではなくマッピングの協力者(身長が分かっている)に計測地点に立ってもらうという手もあり(というかこちらがラク?)かと思います。
ikiyaさんレーザー測距器を使った方法のミルスケール付き双眼鏡版で、双眼鏡のスケールは大抵5ミル単位で目盛りが切ってあるので精度はレーザー測距器よりは大部劣りますが、レーザーを使わないため万が一という心配が無いという長所があります。(まぁ、怪しい人達に見えてしまう欠点がありますが・・・・・)
他に、協力者がいない場合は人(大体160~180cm)や道路標識等の予め大きさが分かっているものを使うという方法もあります。(こっちの方が更に怪しい・・・・???) 交通標識の大きさ
ひとまず大体の高さを計測可能という方法なので、他に精度の良い方法や安く済む方法があるかと思いますので皆様よろしくお願いいたします。
参加者 Who will be attending?
マッピング結果を確認する
OSM2World を利用してヨコハママリンタワー周辺を3Dレンダリングすることができます。
上の画像はOSM2Worldのデフォルト設定のままレンダリングしたものです。