JA:緊急設備
emergency=*は、以下のように使用されます。
- 救急、消防をはじめとして、緊急事態や災害対応に関連する施設・設備をタグ付けします。この項目で詳しく解説します。
- 道路や建物などでの緊急車両の利用許可・制限を示します。→#利用制限の補助情報
- 病院の救急対応の有無を示します。→#病院の救急対応情報
- 施設の緊急時の機能を示します。→JA:Key:emergency:*
緊急設備
救急医療
ここに挙げているのは医療上の緊急事態に関連するタグです。保健医療に関連するタグはHealthcareを参照してください。
消防
ライフガード(水難)
救助拠点
避難場所
JA:Key:emergency:*で説明されている通り、平常時にほかの目的で使用され、緊急時に避難場所・避難所となる施設はemergency接頭辞を使います。平常時の役割を示す学校amenity=schoolや公民館amenity=community_centreなどのタグと共にemergency:amenity=social_facility+emergency:social_facility=shelterのタグを追加します。
その他
利用制限の補助情報
その道路(highway=*)において緊急車両が通行できることを示すとき、emergency=yesを使用します。例えば私道でhighway=service + access=private + emergency=yesのようにタグ付けして、一般車両のaccessキーと同じように緊急車両の利用許可・制限を示します。大抵の場合緊急車両に法的な通行制限はありませんが、緊急車両が実際に通行しているルートをマッピングしたり、支障なく通行できると推測されるルートをマッピングしたりする目的で主に使用されています。
法的に緊急車両の通行路に指定されている道路はemergency=designatedを使用します。highway=serviceの場合、service=emergency_accessも併用できます。
道路上のbarrier=*ノードでemergency=yesが使用されている場合は、例えば門のパスキーを有するなど、緊急車両がその障害物を通過する手段を持っていることを意味します。
病院の救急対応情報
病院(amenity=hospitalまたはhealthcare=hospital)へのemergency=yesのタグ付けは、その病院が緊急事態に対応した設備、救急医療体制を有することを示します。(emergency=emergency_ward_entranceも参照ください。)