JA:Why we recommend OSM
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このページはOSM Japanのメーリングリストに投稿された意見からの抜粋です。ご意見ありましたらお気軽に追記を。
OSMを勧める理由
独自性
- 地図を作る&Updateすること自体が楽しい。
- 自由な地図データで,自由な地図表示ソフトで,ネットがあろうと無かろうと,どこまでもツーリングできるなら,それで十分。その愉しさを分かちあえたら,それ以上のものはない。
- データの鮮度や更新頻度が高い。
- 多言語対応やバリアフリー配慮など、ユニバーサルデザインの視点。
- 従来のマップに無い新たな価値を産み出したり、何らかの課題解決に自らが能動的に関わるための道具として使うのに向いている。
- OSMは,地図を持ち出せる。
- ネットがなくったって使える。
- Android には,osmand や mapdroyd のようなオフラインビューワがある。
- 地震でネットが使えなくても,OSMのオフライン地図を持っていれば使える。
- 消防団の方だったら、地域の防災に必要な情報とか、それぞれに様々な地理情報をお持ちでしょうし、必要。まずは、自分達の必要となる情報だけでも、マッピングして活用してもらえる。その集合体が、果ては情報量の多い地図になる。
- 他のマップはそれ自体で「地図サービス」として完結しているが、OSMはコミュニティにより作られた「地図データ」。その「地図データ」を元に、様々なレンダリングがなされ、目的に合ったレンダリングを選択し、サービスが行われる。そして、そのサービスを元にビジネス展開が可能になり、更に、コミュニティに対して、個々のマッパーにとってメリットやモチベーションに繋がる何かをフィードバックする事で、大きなサイクルを完成させる必要がある。そのフィードバックにより、更に地図の情報量が増えていくのであれば、そのビジネス・モデルにとっても大きなメリットがあるはず。
- 「地図データ」という強みがとても重要。
- 複数の予約と複数の車両情報を元に、最適な運行経路を提示するという機能に、OSMのデータが使える。オンデマンドバスの運行経路は商用の道路データを使っても計算できるが、コストがべらぼうにかかる。
- OSMの道路データの作り方次第で、自転車や車椅子のナビゲーション、エコなルート、電気自動車向けルート、景色の良い道を重視するルートなどの経路探索も行うことができる。SotM でも、新聞配達のルート最適化の為に、自分たちで配達範囲の道路データを整備したという事例があった。
品質の捉え方
- 一般的な地図としての品質評価基準にはそれなりの意義は認めるものの、OSMはその評価基準を満たすことだけを目的にしている訳ではない。
- 品質は「自分が道に迷わない」程度の品質で問題無い。
- 精度うんぬんより、まず自分が使える地図を作る事が大事。その集合知が、大きな地図になる。
- 網羅性については、Yahoo/ALPSデータなど、全国を網羅するデータがインポートできる状態にあるが地元コミュニティを尊重し、他のデータとの整合性を確認しながら進めている。
参考:国土地理院の品質関連資料
これから
- どうやったら活用できるのか、アイデアソンなどで探りたい。
- 企業の側から期待する事についても聞いてみたい。
- API(+OpenLayers)を通じて自サイトで展開できるのはもちろん、独自にレンダリング出来る方法が簡易になればいい。
- 地図を維持していくエンジンがコミュニティで成り立つのか、エンジンを回す燃料は何になるのかそれを探している。先輩の欧米グループも根底にはそれが見えている。
- コミュニティは、大勢の個人(マッパー)の集合体によって成り立っている。個人個人がそれぞれに、何がしか目的意識を持ってマッピングを始め、何がしかによりモチベ-ションを維持する事が必要で、その事により、それぞれのコミュニティが持続可能な形態を保てる。
- 現状では、自分で使える地図を描いても、その地図を活用できるツールが、まだ少ない。
- OSMの各種レンダリングをベースマップとして、簡単に選択できて、地図の上に、いろいろお絵かきできて、いろんなデータとかを、簡単にマッシュアップできて、印刷とかも簡単に出来て・・・などなど。
- openstreetmapのデータには色々な種別があるので、たとえばWeb上でそれらを指定してあげると、それだけがでてくるようなシステムがあるといい。