JA talk:MLIT PLATEAU/imports outline

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追加を検討している手順について

手順書などには記載していないのですが、以下のようなステップがあるとさらによいのか?とは思っています。 ご意見いただきたいです。

既存データを編集していたマッパーへの、OSMメッセージ連絡の要否

ここ2年間くらいの間に、当該市町村の建物を編集したことがあるマッパーへOSMメッセージによる事前連絡を行い、意見を聞くプロセスがあるとよいでしょうか。Talk-jaや各種SNSなどで作業連絡などを行っても、メッセージが届かないことはあり、その防止のためです。

「俺の描いたオブジェクトが入れ替わるなんて絶対反対!」というかたもいれば「よりよい形状になるのであればぜひやってほしい」という人もいるかと思いますが、まずは作業が行われることを知ることが必要なはずです。

インポート作業後の品質管理

インポートを行った後の自治体を対象として、Tasking Managerなどを用いて品質管理工程をはさもうと思っています。

Tasking Managerに自治体のバウンダリGeoJSONを入れて、Tasking Manager上のメッシュ単位でチェックしてゆくイメージです。 ここの手順はまだ記載していないのですが、想定レベルでも書いておくべきでしょうか?


討論履歴

メーリングリストやSlackなどで提示された本件に関するご意見をここにまとめて記載します。

[2022/04/01 Satoshi IIDA]
いいだです。

Slackで先行してフィードバックをいただいていましたが、
国交省が提供するPlateauプロジェクトで公開されている建物形状データをインポートしたいと考えています。

全体的な情報を記載したWikiページと、作業手順案を作成しましたので、
みなさんのフィードバックをいただき、インポート作業準備を進めたいです。

作業概要: https://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:MLIT_PLATEAU/imports_outline
手順案: https://qiita.com/nyampire/items/1c10afdd36750c87154d

作業について、詳しくはOSM wikiなどを参照してほしいのですが、
議論を呼びそうな箇所は以下かと思っています。

* 建物形状をPlateauデータに置き換えようと思っています。
ここが一番議論を呼ぶと思っています。
ただ、もし置き換えが行われる場合でも、これまでの編集はオブジェクトの履歴として残ります。
Plateauの建物形状精度はかなり精度よいので、個人的には、基本的に置き換えてもよい品質であると感じています。

なお、実際には、目視などによるチェックがはいりますし、複雑な形状をもつ建物は置き換えの対象にはならないなどの条件があり、
単純にすべての形状を入れ替えるわけではありませんが、やはりそれでも、忌諱を感じるかたもいると考えます。
OSMの原理的にいえば、いつかの将来としてみると、
通常の編集であってもいつかは形状のアップデートが行われますので、
それが面的に行われることをどう感じるか、というところかと思います。

ご意見をいただきたいです。

* 作業は、既存の建物が少ない地域から始めます。
まずは第一バッチとして、以下の9つの自治体を対象にします。

茨城県 鉾田市
埼玉県 新座市
埼玉県 毛呂山町
長野県 岡谷市
長野県 伊那市
長野県 茅野市
大阪府 忠岡町
熊本県 玉名市
東京都 東村山市

* すべての自治体を作業対象にできるかは、まだわかりません
Plateauプロジェクトからは現在56市町村ぶんのデータが公開されています。

既に多くの建物が描かれている地域をインポート対象にできるかは、まだわかりません。
ただ、Plateauの建物データには、建物の高さ(height)や標高(ele)などの貴重なデータが含まれており、
うまくマージができるととても素晴らしいデータになると思っています。

また、作業の工程について、工程を追加するか迷っている箇所について、
OSM wikiの会話ページに記載を行っています。
そちらにもご意見いただけると嬉しいです。

みなさまの忌憚ないご意見をお待ちしています。

Talk-jaでいただいた主なご意見

Talk-jaでいただいたご意見のいくつかをリンクします。なるべく原文をそのままコピペするようにしていますが、必ずしも議論の流れをそのまま再現できてはいません。詳しくはリンクされている原文を参照ください。 また、ここに記載されていない意見は、ぜひ追加いただければと思っています。恣意的に除いているわけではなく、いただいたすべてのご意見を尊重します。(いいだ)--Nyampire (talk) 07:43, 18 April 2022 (UTC)

タグ置き換え等、タグ関連について

サンプルデータを見てみたのですが、航空写真と見比べても、色々と過不足があるかなと思います。たとえば建物の色とか、屋根の形状とか。(ribbonさん
建物の色(colour)や屋根の形状(roof:type)に関するデータは、そもそもPlateau側のデータセットにも存在しませんので、今回のインポートでは追加されません。今回、Plateau側から変換して持ってくるタグの詳細は、こちらに記載があります。(いいだ
building タグについて、Plateau 側を優先するのはまずいんじゃないかと思います。(ribbonさん
正しくは、「(原則として、できる限り既存データのタグを優先するけれど、どうしてもバッティングしたら)Plateau側のタグを優先する」です。buildingタグについての合成ルールは、こちらに記載があります。既存データで building=apartmentとなっているものは building=apartmentのままになります。building=yesで上書きはされません。(いいだ
自転車置き場も building 扱いになっているようですが、あれは屋根だけじゃないのかな。(ribbonさん
building=roofにするべき、ということですね。 これは。。。できるのかな。たぶんPlateau側に該当するカラムが存在しない(定義としては`bldg:class`があるけど、使われていない)ので、対応は難しいのではないかと思っています。 もちろん、既存データが building=roofの場合は、roofが引き継がれます。(いいだ
既存データについているsouceタグは削除したほうが良いと思います。(muramototomoyaさん
これについては、OSM WIKIの方でも改めて議論した方がいいですね。souceタグ以外にも"citygml-osm"を作成するうえで暫定的に仮決めしているものがあります。 https://github.com/yuuhayashi/citygml-osm/issues/56(hayashiさん

インポート対象地域を編集したマッパーへのメッセージ送付について

これには反対です。というか、無理でしょう。その地域をマッピングしたマッパーを洗い出すこと自体も難しいでしょうし、音信不通になってしまった人もいるでしょうからそれらの人から回答を得ることはもっと難しくて回答が相反する結果だと全く進みませんし、、、、(山下さん
もうちょっと精度と検証は必要と思いますが、osm.pbfから、2016年以降に編集された対象地域の建物だけを抜き出し、その編集を行ったユーザの一覧化をするところまではできました。長野県伊那市で、34人でした。使ったスクリプトはgistに置いてみました。(いいだ
既存データ編集者への通知は、プロジェクトに参加してもらう"という形で行うのがよいと思います。土地勘のあるマッパーに実行してもらうのが理想的だと思います。(hayashiさん
既存データ編集者への通知は、特にいらないのではないかと思います。データは上書きされていくものですし。(muramototomoyaさん
ML/Slack/SNSなどで全体にアナウンスをすれば、特に個別に連絡しなくてもいいのでは?と思います。もしやるのであれば、インポートをしようとするタイミングで、そのエリアで多く編集している人くらいでいいと思います。(OKADAさん

ライセンス・測量法との関係について

Plateauの利用規約について
利用者がOpen Data CommonsによるODC BYまたは ODbLでの利用を妨げるものではないということで、CC ByとODbLの矛盾については、特別許可を得ることで解消すると思われます。(はとちゃん
いえ、この場合の「妨げるものではない」は、「そのライセンスを選択して適用しても良いよ」の意味なので、私達がODbLを選択することで、特別許可を得る必要なく、ライセンス互換となります。(いいだ
Plateusの説明では「測量」と明記されていますが、そのことでOSMがこれまで地図ではなく絵図との取り扱いであったものが、測量法の対象とならないかが確認できませんでした。(はとちゃん
Plateauを作成した日付は確認できましたが、ベースとした測量データが何でいつ作成されたのかが確認できませんでした。(はとちゃん
市町村によっては調査年のメタデータが公開されています。(45/56都市中)また、元データは「都市計画基礎調査(都市計画法により実施)」などを組み合わせたものであり、測量法の範疇外で行われています。ここに記載があります。(いいだ

形状置き換えの条件として、タイムスタンプの利用が可能ではないか?

素朴な質問ですが、建物オブジェクトにはタイムスタンプ的な作成日記録はないのでしょうか?無くても履歴を追跡すればわかると思いますが、それと比較してPlateauの方が新しいものだけをインポートして、それ以外はタブの未入力部分だけをインポートするというのはスクリプトで出来ないのでしょうか?(Takeshi.Sさん
すべての入力データは履歴(タイムスタンプ)があります。ただ航空写真や標準地図をソースとして入力した場合、入力した履歴が新しくても、ソースが古ければ古いものとして扱う場合もります。そのあたりがえいやとやるには難しいさせているのかと推察しています。(はとちゃん
<はとちゃん@小江戸らぐ>さんのコメントの通りの理由により、オブジェクトの編集日時については判断基準として活用していません。何か良いロジックがありましたら下記のIssueに書き込んでいただけると反映いたします。 https://github.com/yuuhayashi/citygml-osm/issues/73hayashiさん

インポート作業後の品質管理

「何をチェックする(してもらう)予定か」という項目くらいがあれば当面良いと思います。(OKADAさん

Plateauデータの正確性(位置精度、時間精度等)への指摘

せっかく時間をかけて/費用をかけて現地に行ってサーベイして正しくマッピングしたものが{古い|正しくない}データで置き換えられてしまわないかが一番心配です。(山下さん

対象地域マッパーのモチベーションへの懸念について

頑張っていらっしゃるかたの努力を無にしたり、モチベーションをそぐようなインポートが なされないように最大限の留意をお願いします(山下さん

インポート作業を実施する順番に関する提案

データのあるからといってそれを一方的にインポートするのではなくて、まずはやる気のある人が手をあげた都道府県?自治体?町区?から進めませんか。現地の今を知らない他所の人が無責任に「今」を判断するより、地元愛のある人が責任をもって進めたほうがよっぽど正しく反映されOSMの発展に寄与できると思います。つまりBingの航空写真や地理院タイルのように使いたい人が使えるソースの位置づけと。(山下さん

未分類

「消さないでほしい」「Plateau由来のタグは追加しないで欲しい」という要望を受け付けるようなことは必要ないと思います。誰が編集したPOIかによって更新する/しないを判断することにつながりますので。(hayashiさん
建物の置き換えを伴うインポートを実施する場合は、原則として、local knowledgeを持った人がデータチェック作業に参加するということなのですね。かなり安全側に立っていて良いと思います。(muramototomoyaさん

賛否、および賛成に関する条件

私としては、
・データの品質が向上する(100%でなくてもよいが、良くなることが十分期待できる)
・履歴が残る
ことを前提とすれば、インポートに賛成します。(muramototomoyaさん
私はインポートに賛成です。自分でも建物を多くトレースで描いていますが、簡易的に四角形だけで描いているものが多く、それらがより詳細(と思われる)形状に置き換えられるのは歓迎です。
一方で、東京・大阪・札幌の中心部などほぼ建物が描かれている場所もインポートするかというと、そこまではまぁインポートしなくてもいいのかなと思います。(したいという人を止めるまではしません。)(OKADAさん
インポートに関しては、その地域のインポートをリードするユーザーがいることが前提で賛成です。(ikiyaさん

アンケート設問と回答 - 202204

より多くの方々の意見をいただくため、アンケートの実施を行いました。

2022年5月8日、アンケートの実施を締め切りました。
アンケート実施期間: 2022年4月24日〜5月8日
回答者数: 75
アンケート呼びかけの実施: Talk-ja ML, Slack OSM Japan, Twitter, Facebook, osm.orgメッセージ機能(4月27日時点で、Japan地域上位100名程度に送付)
許容誤差: 母数の仮定が困難だが、あくまで過程として、母数100の場合8.5, 母数200の場合6.5, 母数300の場合4.9程度と想定

Q1. PlateauインポートのOSM wikiページやTalk-jaの議論について、どの程度ご存知か、教えてください。

https://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:MLIT_PLATEAU/imports_outline
https://lists.openstreetmap.org/pipermail/talk-ja/2022-April/011118.html
  • A1. 有効回答数 72
票数 占有率 選択肢
49 68.1% OSM wikiページやTalk-jaを読んで、内容を理解した
19 26.4% OSM wikiページやTalk-jaを読んだが、よくわからない箇所がある
3 4.2% OSM wikiページやTalk-jaを読んだが、さっぱりわからない
1 1.4% OSM wikiページやTalk-jaを読もうと思うが、断念した
0 0% OSM wikiページやTalk-jaを読もうとは思わない

Q2. あなたは、Plateau建物データのインポートに賛成でしょうか、反対でしょうか。

  • A2. 有効回答数 72

(nyampire注: 利用したプラットフォームの仕様により、「条件付きで回答」の箇所に自由記入した内容が、次以降のアンケートの選択肢に採用されてしまう、という状態になっています。ご了承ください)

票数 占有率 選択肢
33 45.8% 賛成
16 22.2 どちらかといえば賛成
4 5.6% 条件付きで賛成
7 9.7% 既存の詳細・正確な情報がある部分が消されないのであれば(wikiページやTalk-jaを読むと配慮もありそういった心配はなさそう向上が見込めるのでほぼほぼ賛成)
4 5.6% 第1バッチをさらに分割し、ナレッジを蓄積しながら第1バッチを段階的に実施するなら賛成する。
6 8.3% タイムスタンプは活用すべきである。ソースの写真が古いというのは些細な事。むしろ新しい建築物がインポートで消える方が大ごとです。
1 1.4% GMLファイルをOSMファイルに変換するcitygml-osmの仕様についてより煮詰め、かつOSM関係者に説明することを条件に賛成
0 0% どちらかといえば反対
1 1.4% 反対

Q3. インポート対象となる地域の建物形状をPlateau由来の形状に入れ替える、という提案が行われています。これについて、ご意見をいただきたいです。 なお、建物形状が入れ替えられた場合、オブジェクトの過去の履歴は引き継がれます。

  • A3. 有効回答数 72
票数 占有率 選択肢
32 44.4% 積極的に賛成(入れ替えて欲しい)
32 44.4% どちらかといえば賛成
1 1.4% どちらかといえば反対
1 1.4% 積極的に反対(入れ替えは絶対NG)
6 8.3% 形状の入れ替えはNG、新規形状の追加やタグの追加はOK

Q4. あなたが入力した建物形状をPlateauデータの形状で入れ替えた場合、マッピングのモチベーションに変化はあるでしょうか

  • A4. 有効回答数 72
票数 占有率 選択肢
17 23.6% モチベーションが上がる
7 9.7% モチベーションが下がる
48 66.7% モチベーションに変化はない
0 0% モチベーションが下がるあまり、OSMからの引退を検討する

Q5. あなたのマッピング歴を教えてください

  • A5. 有効回答数 72
票数 占有率 選択肢
15 20.8% 10年以上
21 29.2% 5年以上10年未満
25 34.7% 1年以上5年未満
7 9.7% 6ヶ月〜1年未満
4 5.6 6ヶ月未満

Q6. あなたは建物のマッピングをどの程度行っていますか?

  • A6. 有効回答数 72
票数 占有率 選択肢
10 13.9% 市町村や区など、特定の地域を1つ以上、ほぼ独力で描いた
35 48.6% 市町村や区など、特定の地域の1つの半分以上を独力で描いた
23 31.9% 駅前の大きな建物や、町中の1区画程度を描いた
3 4.2% 1−2個程度の建物を描いたことがある
1 1.4% まったく建物マッピングをしたことがない

Q7. あなたがここ1年間の間、主にマッピングしているのは、どのあたりでしょうか(最大2つ)

  • A7. 有効回答数 129 (1人最大2回答有効)
票数 占有率 選択肢
48 37.2% 地元(現地調査・サーベイ)
50 38.8% 地元(航空写真マッピング)
22 17.1% 訪れたことのある日本の地域
7 5.4% 全く土地勘のない日本の地域
2 1.6% 日本国外

Q8. インポートを行うにあたって、現地ユーザによる作業参加が望ましい、という意見があります。 データインポート作業への参加に興味があるでしょうか。 なお、参加される場合、操作方法などのレクチャーやスクリプト実施代行などのサポートは強力に行います。

  • A8. 有効回答数 75
票数 占有率 選択肢
17 22.7% インポート対象地域あるいは近隣に住んでおり、参加してみたい
11 14.7% インポート対象地域あるいは近隣に住んでいるが、参加したくない
17 22.7% 住んでいる地域がインポート対象地域と離れているが、参加してみたい
30 40% 住んでいる地域がインポート対象地域と離れており、参加したくない

Q9. 問8に対して「参加してみたい」と回答した場合、あなたが実施してみたい地域と、OSMユーザ名を教えてください

A9. 自由回答

Q10. その他、インポート作業について質問やご意見、ご希望などあればお知らせください。

賛成・前向きなご意見

  • 航空写真やKIBAN2000だとマッピングがしづらい所があったのでこの作業に賛成。しかし今のところ地方のデータが公開されていないようです。またデータが完成しても、青森県中泊町小泊のように建物が大雑把に描画された場所があるのでそのあたりの対応も決めてほしい。
  • インポート作業に疎いため参加はしないが、作業自体には賛成。建物の階数などのデータを全て記入することは非常に骨の折れる作業だと痛感している。抵抗が全くないと言えば嘘になるが,地図としての質の向上を優先したほうが良いと思う。インポート作業を陰ながら応援している。
  • 特に山間部では、建物の表示があると、地図を見たときに現在地を把握しやすくなる。しかし、建物を一つ一つ描いていくのはとても大変なので、自動でインポートされるのはとてもありがたい。
  • I have mapped many buildings carefully - but other buildings are very badly mapped. I understand erasing everything may be the only way to fix this.
  • 基本的にインポートは賛成。地元では、マッパーのコミュニティが成り立っていないので、他の方のモチベーションのついては、あまり気にしていません。インポートは十分に考慮されていないとAppleマップのトラブルの様になりかねないので、作業に関わりたい。
  • 状態の良くない過去のデータを残すことで、データの進化を止めることは良くない。何らかの手段で既に正確なデータを入れているのであれば保持しても良いと思うが、Bingや地理院地図の手動トレースよりは精度が上がりそうなので、インポートにより改善すると考えている。
  • インポートでよりオフラインのマッピングパーティー(survey)がやりやすくなると嬉しい。
  • 建物が描かれているとバス停などのPOIのマッピングが「何軒目の角」みたいに相対的にできるようになるメリットが大きい。建物そのものについてはインポート後の更新に興味がある。
  • 建物のインポートは大変だと思うので、お手伝いできればと思う
  • 今回は参加できそうにないが、wiki周りの記録は参考になって助かる。知らない間にインポート増えると編集萎縮することもあるので、このアンケメールは通達にもなりありがたい。
  • 近隣地域が今後対象になればインポート作業に参加する意思がある。
  • 応援しています。
  • インポート作業はいくらでも協力します。ぜひ実行しましょう。
  • XXXX市の道路と建物のインポートと更新を継続的に行っている中で、地図がきちんと整備し更新されればPOIが増えていくのを実感している。

実施内容・方針に関するご意見・質問

タグの入れ替えについて
  • プラトーのどのデータがbuildingタグに反映されるのかなど、詳らかにされるべき情報が詳らかになっていないのは、信頼性を損ない、よくないと考える。一方、インポート自体について考えると、地図としての役割を十分に果たせない地域で、地図としての役割を果たすようになるという点で非常に意義があると考える
  • talk-jaは時々しか読んでおらずWikiページに初めて気がついて読んだ。データ品質は高そうで期待している。詳しくサーベイされたデータは置換を避けた方がよさそうですが、置換タグの説明(githubの方)をみているとリスクは低そうに思える。建物種別は場合によっては問題になるかもしれない
  • 既存の建物のデータが入れ替わった場合、タグは保存されるでしょうか?例えば、Building=Retail, =Apartment, =Roofなどが全てBuilding=Yesに置き換えられることはないでしょうか?
-> (nyampire回答) Plateau側がyesだった場合、yesで置き換えられることはなく、既存OSM側の値が利用されます。また、Plateau側のデータには、building=*にyes以外の値が入っているオブジェクトが非常に少なく、あまり問題になることはないかと考えています。

建物形状の入れ替えについて

  • 既存の建物は、無理に更新や改変せず新規でインポートし、メモなどで印を付けておけば、新旧の重なった建物を手動で精査(現地との比較も含め)し、最新に修正するくらいなら、敷居が低くて参加できそう。
-> (nyampire回答) ご提案ありがとうございます。Plateau側のデータを追加でインポートし、後からウェイの重複などをみて判断する、ということでしょうか。確認作業とのタイムラグがあり、場合によっては重複のまま放置される可能性もあります。インポート作業を行う際に、地物の重なりはチェックして弾かれる必要があります。

タイムスタンプの利用について

  • 試行結果、建物の壁が共有され個別の地物として選択タグ付けできない箇所があった。各地物にはsurveyつけないことも多いので実地調査かの判断が曖昧かも。コミット日時比較は不要かと(sourceの日時に依存のため)。検証確認作業が重要・大変と思います。
  • 変化の上書き懸念について、PLATEAUのデータ時期にOSMで建物がなく、その後追加の建物については確かにどちらが新しいか判断つかないが、PLATEAUのデータ時期OSM上で建物があり、その後OSMで削除されたり、別建物が描かれたような場合には、OSM側状況が新しいと判断できるのではないか。
-> (nyampire回答) GithubのIssueで議論が行われています。ぜひご参加ください!

他地物との整合について

  • 建物の追加に関する議論からは離れるが、地図編集時には建物以外に道路や河川なども調整する必要があると感じている。一時的にもインポートしたデータが道路や河川の中になるようであれば、道路などの地図を修正した上でインポートすることも検討してほしい。
  • 前準備として道路と河川の手直しをしておきたい
-> (nyampire回答) 地理院地図などを使って、インポート前に道路や河川、森林などが修正されていると、インポート作業が非常に楽になります。ぜひご協力ください!

その他

  • 地図精度が上がるので概ね賛成だが編集履歴は残していただきたい、設問8で参加したいを選択したが、時間的拘束があるのであれば参加は難しい。
-> (nyampire回答) ウェイの編集履歴は残りますので、ご安心ください。
  • 一気にインポートするのではなく、エリア毎に数回に分けてインポートしてほしい。またGPSの実測と地図上の位置が微妙にずれて道路などの建物以外のオブジェクトへの干渉が起きないか気になる。
  • 既存のものは個別に差し替えられるようにして欲しい。できるだけ小さなレベル(丁目レベル)でインポートできると、影響が最小になるのではないかと思う。
-> (nyampire回答) インポート作業を行う際は、地域メッシュ(1km四方)で区切ったエリアが、1つの作業単位となります。既存データとの重複は、作業都度の目視および作業後のチェック(JOSM妥当性検証)を行います。
  • もし地元が対象であればの話ですが、自分がマッピングしている規模であれば。元の図とインポートする図を直接目視比較できて(重ね合わせなど)大きな差があるものだけインポート不許可にできるとよいと思います。
-> (nyampire回答) 作業手順上で、osm.orgの既存レンダリングや航空写真などと、新しいデータを見比べて作業する手順にしています。大きな差があった場合、作業者の判断でその地物をインポートしない、と判断することが可能です。
  • 長野市のデータがあれば積極的にしたいと思います。が、どのような手順で行うかや、検証方法がいまいちよくわかりませんでした。
  • データ変換の仕方がわからないので、ワークショップで教えていただけないでしょうか。
-> (nyampire回答) 今後、ワークショップなどの形で手順を伝授したり、一部のデータは変換した結果をGithubやDropboxなどに置くことを検討しています。

反対・懸念のご意見

  • 地図の空白部分を埋めることにモチベーションを感じてるのでインポート後はきっとモチベーション下がると思う。建物の上にノードを置いてそちらにnameやamenityなど設定しているケースがよくあるが、そういうとこにPlateau由来のnameをインポートされるとレンダリング結果がうるさくなりそう。
-> (nyampire回答) Plateauの属性リストでは「有り」となっているところがありますが、そうした地域であっても、正直、Plateau由来のnameは非常に数が少なく、ほとんど追加されません。。。
  • 現在、1)インポートそのものの作業手法、2)インポート後の当該地域のデータの扱い方、3)既存の手法(サーベイ・衛星写真等)での作業者との整合性、4)既存データとの整合性、といった点がまぜこぜに扱われており、一概に賛成とは言い難い。特に1)ばかりが先走り、2)以下はないがしろにされているように感じる。
-> (nyampire回答) 貴重なご意見ありがとうございます。データの品質管理の観点と、マッパーのモチベーション管理の観点について、ご指摘の通りと思います。そのため、このアンケートを以て、モチベーションがどのように変化するかを測ることを企画しました。既存データとの整合性については地域によって既存データや最新航空写真の利用可否など、状況が様々かと思いますので、最初に考えていた手順がそのまますべてに適用できるとは思っていません。対象地域の事前品質管理などの工程があったほうがよいかもしませんし、都度検討ができればよいのかと考えています。

その他ご意見

  • 建物入力経験のない初心者ですが、PLATEAUの魅力は3D表示にあると思いますので、そちらがクローズアップされると良い気がしました。あと、OSM=>PLATEAUへのバックポート(建物名など)の話題などもあると、モチベが上がる人がいるかもしれません。
-> (nyampire回答) ライセンスの関係でバックポートはなかなか難しい(OSMデータをODbL以外で配布することを、OSM側が了承する必要があるため)と思いますが、組み合わせて使うことは非常によい用途かと考えています。
  • インポートが例え精密であっても、そういうことを知らない初心者はまず必ずズレの大きいBing写真を元にして、道路や建物オブジェクトをずらしてしまいます。自分もそうでした。今後はソースがBingや他のずれが大きい写真である場合には、編集時に警告と確認を表示するとか必要と思います。
-> (nyampire回答) JOSMでは衛星写真を表示した際に警告がでますが、iDエディタはそうした機能が未実装です。iDエディタのデフォルトの航空写真を切り替えることも要検討でしょうか。(editor-layer-indexで、例えば地理院オルソに対してbest=yesを設定する、など)
  • データを生成に、ある程度のマシンパワーが必要なことと作業にJOSMの慣れが必要なので参加できる人が限られそうな感じがしています。なので、長くかかりそうな気がしています。兵庫県加古川市のインポートに関しては南部地域を書いた人がいるので、それほどインポートに対しては問題なさそうです。
  • インポートについて、参加も考えましたが、Wikiページや手順の解説ページなどを一通り読んで私の手には負えないと判断しました。現在住んでいる地域は建物が描かれていないところがとても多く、せっせと入力してきましたが、今後は現地調査とか変更箇所の更新などに注力していきたいと思っています。
  • なかなか議論に参加できず、手も動かせていないのですが、インポート自体に興味あります。在住のXXXX市もいずれできればいいと思っています。

インポート相談会履歴

Plateauインポートに関して、カジュアルに会話のできるオンライン相談会を開催しました。相談会のなかであがった内容を履歴として残します。

第0回 2022/04/16

第0回(接続テスト)では、以下の話をしました。

  • Plateau側でタグが上書きされる?例えば、building=yesとか。
-> 基本的にOSM側の値が使われます。Plateau側の "yes" で上書きされることはありません。(そもそも、Plateau側データにyes以外の値があることが極めて稀です)
  • 自動マージされない地物ってどんなもの?
-> wikiに記載あり。ただ、lifecycleタグとか、他にもありそうなので追記予定。
  • 自動マージでdateタグは参考になる?
-> 現状の実装では、dateタグが入っていたらマージしない。dateの値も参考にしたいが、ISO準拠の記法がされていない場合が多く、機械的な処理が困難。
  • mapillaryタグは使える?
-> 参考情報として有効だと思うので、作業手順に追記します。
  • 自動マージされない建物に、heightやeleは入る?
-> 手動でタグをコピーする方向で作業する。
  • 形状入れ替えって具体的にどういうこと?
-> ウェイのオブジェクトIDを使いまわして、ウェイに参加するノードを新しいデータに入れ替える。
-> そのため、ノードも含めた完全な履歴をトラックすることが難しくなるかもしれない。
-> 過去データを扱う場合、osmiumが非常に便利で強力。過去PBF+osmiumの利用が推奨。


第1回 2022/04/23

第1回ではいいだの他7名のかたに参加いただき、操作方法についての解説を中心に行いました。以下のフィードバックをいただきました。

  • サンプルがもうちょっと多くほしい。サンプルの見方のドキュメントがあるとよりよい。
  • ハンズオンがあるとよい。共同作業する時間があるといいかもしれない。
とてもよい試み。対応予定。操作方法の動画解説もあったほうがよいかもしれない。
  • インポートの作業管理に、HOT Tasking Managerは使える?
非常によいアイデアながら、Tasking Managerの仕様として、タスクに対してメッシュ番号が表示されない。そのため、作業対象のファイルと紐付けることができず、利用は難しい。
  • 1stまでの変換ファイルはGithubに置いておけるかも
Githubリポジトリの許容容量を気にする必要があるが、よいアイデア。
  • 建物1つ1つを判別して作業できるインターフェースがあるとよい。
未検証のExperimental Featureとして、MapRouletteの機能に似たような機能がある。過去の公園インポートでは、形状を確認してYes/Noボタンで判定するツールも存在した。
建物の数が極めて多いこともあり、JOSMのほうがよいとは思うが、もとから建物が存在しない箇所についてはこのアプローチが有用なことがあるかもしれない。
  • 今後のスケジュール感は?
アンケートが5月8日までとしているので、そこから議論をまとめる必要あり。
もしTalk-jaである程度の合意ができたとして、そこから英訳してImports MLでも議論が必要なので、作業開始できるのは早くても5月後半から6月中旬くらいではないだろうか。
作業時間が1ファイル10分程度として、例えば館林市で80ファイルあるので、14時間程度はかかるのではないか。かなりの手間をかける必要がある。
  • ファイルの変換にかかる時間はどのくらい?
CityGMLや既存データに内包されているデータ量によるが、1市町村で数時間くらいかかる。(M1 Macで実施の場合)
東京など、極めてオブジェクトの多い地域だと、2−3日かかることもある。

OSMにすでに建物データがある地域に対するインポートの是非

三浦さんの「東京都北区のインポートをしたい」というメールに対し、「インポート反対」の意見が出ました。 そこから始まった議論の記録です。(この節の記録:okadatsuneo、以下敬称略とします)

議論の流れ(要旨)

talk-ja ML

東京都北区のインポートをしたい。(2023-09-28,三浦)

マージの難易度が高いので、他の地域で慣れてからの方が良い。(2023-09-29,いいだ)
インポートに反対。理由はデータ品質の低下とコミュニティへの悪影響が懸念(2023-09-29,坂ノ下)
現地に住んでいるユーザが作業をしたい、と声を上げることは重要。形状の利用をしないのなら、建物の高さデータだけでもマージしてゆく進め方を考えたい。(2023-09-30,いいだ)
地道にマッピングしている結果も大事にしたい。(2023-09-30,坂ノ下)
北区のデータは自分が50%以上トレースしたので、その改善をしたい。特に高さは入れたい。(2023-09-30,三浦)
半数以上自分が登録したのならインポートしても良いと思う。ただし建物が少ない場所での習熟は必要。(2023-09-30,okadatsuneo)
PLATEAUのデータで上書きしてしまうのは不要と言う意味。高さデータの取り込みは行いたい。(2023-09-30,坂ノ下)
特定の地区の質を向上させるより、地域全体として基本的な地図データの基盤の整備を進めることが先と思う。(2023-09-30, Ryo-a)
自分の地域をインポートしたいのであれば賛成。地域のデータをどのようにするかは、地域の方の意見を最優先したいと考える。(2023-09-30,muramoto)
北区についてできることは何か?問題があるようなデータは使うつもりはない。(2023-10-09,三浦)
Slackでのやりとりを元に、インポートの進め方の提案(2023-10-16,okadatsuneo)
提案内容に補足追加(2023-10-23,okadatsuneo)
建物が充実している他のエリアでも共通の方針としていかしていけそうです。よい指針になりそうです。(2023-10-29,三浦)

OSMJapan Slack

地元の建物を見てると、Plateauに入れ替えたくなる気もする。(2023-09-30,坂ノ下)

このプロジェクトでやっているのは1つ1つオブジェクトを確認しながら、形状をPlateauのものに置き換える作業であり、「インポート」という呼び方を変えたら?(2023-09-30,hayashi)
すでに建物が密に描かれている地域でその作業は現実的か?建物が少ない地域への適用が現実的に思う。(2023-10-01,Ryo-a)
既存の建物がある地域で、品質の高い情報源があり、労力を厭わず作業をしたい人がいれば、その活動は認めるべきでは?(2023-10-01,Hokkosha)
今回の作業が「インポート」に当たると考える根拠は何?(2023-10-01,hayashi)
インポートという名前を変えるか、インポートエリアとアップデートエリアにプロジェクトを分けるのありかと思う。(2023-10-02,坂ノ下)
「インポート」にあたると考えるのはどこかの機関が公開するデータを取り込むことだから。(2023-10-03,okadatsuneo)
それをいうとトレースも全部インポートでは?その判断基準が曖昧。(2023-10-07,hayashi)
「位置座標を数値データで取り込むこと」が狭義のインポートと思う。(2023-10-09,okadatsuneo)
インポートに反対しているわけではない。使い方を考えて欲しい。Plateauデータでは現地調査よりは精度や確度が落ちるから、建物オブジェクトが多い地域では注意が必要。(2023-10-03,Ryo-a)
取り込み作業をする時に作業者が判断を間違えるかチェックしないことを心配する。判断基準の明文化をしたい。(2023-10-02,坂ノ下)
以下のようにフローを考えた時に、1はコンセンサスが取れている。2,3についてどこまでやるか/やらないかを決めたい。(2023-10-05,okadatsuneo)

既存建物の状況に対するPlateauデータの適用方法(案)
1.OSMに既存建物データがあるか否か
 →ない:追加
 →ある:2へ
2.Plateauデータと既存データを比較してPlateauデータが新しいか?
 (Plateauの測量年、既存データの作成/survey日などと比較)
 新しい:Plateauデータに置き換え
 古い:3へ
3.Plateauデータ(あるいは衛星写真)と比較して位置・形状がほぼ同じか
 Yes→3.1、No→3.2
 3.1 既存オブジェクトを残す。Plateauから利用できるタグ値を既存オブジェクトにコピーする。
 3.2 Plateauオブジェクトをコピーし、既存データをPlateauオブジェクトで置き換える。(履歴・タグ値などは引き継がれる)

上記の2,3で形状をどのように判断するかの条件を提示したい。(2023-10-05,坂ノ下)

まず「良い建物オブジェクトとはどういうものか?」についてまとめて、インポートの進め方を考えてみた。(以下の表、「Plateauインポートの進め方(案)」)(2023-10-09,okadatsuneo)
いいださんとRyo-aさんからそれぞれ「+1」のリアクション
方針に賛成します。(2023-10-18,いいだ)
以下、いいださんとokadatsuneoでやりとりあり、okadaが補足2点追加。(以下の「Plateauインポートの進め方(案)」の中の補足)。(2023-10-18,okadatsuneo)
表:「良い建物データとは」指針案
ランク ランク外 ランクB ランクA
名称・ランク付け 点数(100点満点) 30以下 50~70 90以上
名称 要改善建物オブジェクト 普通建物オブジェクト 良建物オブジェクト
改善・詳細化の可能性 改善が必要・改善される可能性がある 概ね問題なしと判断される。詳細化される可能性はある ある程度詳細化されており、詳細化の余地少なめ
建物オブジェクトの状態 建物位置・大きさ 位置・大きさ・角度が衛星写真の建物底面からずれている。
現状とは異なる古い形状の建物
位置・大きさ・角度が衛星写真の建物底面にだいたい合っている。 位置・大きさ・角度が衛星写真の建物底面にほぼ合っている。
凹凸・直角化 いびつな形状 単純な長方形でも概ね合っていればOK。矩形建物は概ね直角化されている。 衛星写真に合わせて適切に凹凸が表現されている
属性(タグ付け) 属性なし 属性なし/衛星写真でわかる範囲の属性あり(種別・屋根色など) 現地調査しないとわからない属性あり(種別・名称・階数・高さ・出入口・屋根形状・色など)
他のオブジェクト(道・川・土地利用など)との位置関係 道・川と建物が接したり重なっている。
土地利用の境界と重なっている
道・川・土地利用と重なっていない。
出入口・通り抜け道は適切である
道・川・土地利用と重なっていない。
出入口・通り抜け道は実態に合っている

前提条件:Bingなど座標ずれのある衛星画像は地理院画像または地理院地図に合わせておくこと(両方の画像にある大きな道路・建物などに着目して合わせる)


Plateauインポートの進め方(案)

対象メッシュの建物のうちOSMにオブジェクトが書かれている建物の数の割合を充足率とする。
(厳密な数値でなく、作業者のざっくりした感覚的なもので良い)
・充足率が50%以上のメッシュを「アップデート対象エリア」とする。
・充足率が50%未満のメッシュを「インポート対象エリア」とする。

インポート対象エリアでは、現時点で手順化している「インポート作業」を行うとする。
アップデート対象エリアでは、次の「追加作業」と「改善作業」のみを行うとする。
「追加作業」:OSMに建物がない場所へのPlateauオブジェクトの追加
「改善作業」:
1.OSMに建物がある場所へはPlateauオブジェクトのうちタグ値のみを既存オブジェクトに統合する。(既存オブジェクトの位置・形状・座標の変更はしない)
2.既存オブジェクトが衛星写真から判断して「古い建物」と判断できる時のみ、Plateauのオブジェクトと入れ替える。

補足1:改善作業はメッシュ内すべての建物ではなく、一部の建物でも良いとする。(例:高層建物、名前つきの建物など)
補足2:アップデート対象エリア(充足率50%以上)でも要改善建物オブジェクトが多い場合には、要改善オブジェクトの形状はPlateauオブジェクトと入れ替えても良いとする。
 (要改善建物オブジェクト:古い建物・形状がいびつ・位置が大きくずれているもの)

上記の「進め方」に至る考えの背景

  • インポート対象エリアとアップデート対象エリアの作業結果の違いは「既存オブジェクトで、現在も存在する建物の形状を入れ替えるか否か」の違いです。
  • 要改善オブジェクトが多いエリアはOSMに登録された建物もまばらで、道路もYahooインポートの時のままほとんど変わらないなど、あまり編集の手が入ってないから要改善のまま残されていると考えています。
  • 逆にほぼ建物などがOSMに登録されているエリアでは、多くのオブジェクトが書かれており、そうすると位置ずれもおのずと小さくなると考え、ほとんどの建物が普通以上の品質の建物になっている。(ずれていると他のオブジェクトを正しい位置に置けないから)。
  • 2都市のインポート作業をやっていてPlateau由来のオブジェクトを見た感覚では、100%きれいなオブジェクトというわけではないです。(形状がちょっと違うものがあったり、位置ずれがあったりする)
  • 既存オブジェクトが変更されることへの懸念は建物形状が改悪されることが主なものだと想像します。
  • 以上より、既存オブジェクトが多いエリアでは、普通ランク以上の建物が多いと予想するので、形状をそのまま残すことにすれば、反対する人の懸念も軽減できるのかなと思います。
  • 補足1は、既存建物の多い地域では、上記改善作業は非常に手間がかかりそうなので、一部だけやりたい場合でも許容したいと思っています。
  • 補足2は、アップデート対象エリアでも、場所によっては形状などがまずいのもあるので、それは入れ替えたい人もいるだろうと思うからです(私含め)。