JA:画像の利用

From OpenStreetMap Wiki
(Redirected from JA:Using Imagery)
Jump to: navigation, search
利用できる言語 — Using Imagery
English français русский 日本語
Pskov(ロシア)の Bing 画像のオフセット

自宅で座ったまま、航空画像からトレースするだけの形で OpenStreetMap に協力すると、誤った地図を作る可能性があります。この方法はアームチェアマッピングの一種であり、古い写真、切れた写真、位置がずれた写真に基づいてしまう可能性がありますが、確認済みのデータのみが良いデータです。実際、地域に対するあなたの知識や、現地への訪問、データを集めるための実地調査に基づいたマッピングに専念することが最も価値が高い協力方法です。道路やその他の地物を正確な位置に配置するには、実地での GPS トラックの収録が助けになります。衛星画像は明らかにマッピングプロセスに役立ちますが、他の人が地図上に作成した物を、衛星画像の位置のみに基づいて移動することは良いことではありません。これは実際のオブジェクトの位置に基づいているものを、曲げたり移動させたりしてしまうことがあります。

画像と OSM

エディタの中では背景レイヤーとして、BingIRSLandsat などを使用することができます。いずれもマッピングに使用することができますが、それぞれずれがあります。

なぜ画像がずれているのでしょうか。最初は写真と衛星座標から始まります。特殊なソフトウェアを使ってそれぞれの写真の角の位置が計算されます。一般的に高解像度画像になるほどより高い精度の計算が行われます。しかし、数千枚もの写真があり、地球は完全な楕円面ではありません。画像プロパイダはそれぞれの写真の精度をチェックすることは出来ず、その結果、現実の位置からわずかにズレが生じます。これが、最も良い場合で1~2メートル、ひどい時には数百メートルもずれる理由です。起伏の多い山地の画像では、しばしば、直線的ではない歪が生じます。

残念なことに GPS トラックも歪むことがあります。無線信号が建物の近くで反射すると、初期位置の測位に悪影響を及ぼします。衛星が真上を通過すると、位置は低い精度の三角測量値で算出されているかもしれません。気象条件や大気障害も影響するかもしれません。要するに、 GPS トラックはしばしば現実の位置からのズレが生じるということです。これらは自己修正されるかもしれませんし、長時間のトラッキングにより悪化するかもしれません。 GPS 機器はいずれも同様の問題をかかえていますが、ほとんどの機器のズレは15メートル以内に制限されているので、 GPS の軌跡から正確な位置を期待するのは必ずしも良いこととはいえませんが、地域によっては、航空写真よりは正確である可能性があります。

別々の日に複数のトラックを記録することで、平均化したり、ひどい誤りがある GPS トレースを摘出したりすることができます。このようにして、特定の区域におけるもっとも正しい画像の位置にたどり着こうとしますが、これはとても面倒なことです。

地物のひもづけ

航空画像の調整を行う前に、「既知の」指標(既に位置が判明しているデータポイント)をえらぶ必要があります。指標になりうるものとして以下のようなものがあります…

  • GPS トラック。 一般的には最も良いソースです。説明したように、 GPS トラックは不完全であるかもしれず、都市部で記録された場合にはいくつかのトラックは大きなズレが生じている可能性があります。時として、 OSM とは異なる座標系で記録されたトラックを見かけることがあるかもしれません。そのため、たくさんのトラックデータ(平均値による異常データの排除のため)がある航空写真を参照するのが望ましいです。これらのことから、一般的に GPS トレースは信頼出来ない航空写真の位置合わせを行なうのに頼りになる貴重な指標です。
  • 既知のオフセット。 JOSM では、エディタ機能としてオフセット値を設定することが出来ます。幾つかのエリアでは、Wikiやフォーラム内(たとえば Pskov region in Russia)でこの値を見つけることが出来ます。しばしば、初心者の時間短縮の目的で、オフセット値はマッパーグループによって公開されています。しかし、オフセット値は単一の写真内でさえも異なる可能性があるということと、ブロックが切り替わる場所ではオフセット値が劇的に変わるということを理解しておく必要があります。
  • 地図上のオブジェクト。 正しい位置に配置されていると確信できる地物を利用することが出来ます。例えば、都市部をマッピングする際には、幹線道路に沿って画像合わせを行うというようなことです。そして、建物の位置などから画像位置のチェックを行なってください。最後に、より完全な位置合わせのために微調整を行なうことが出来ます。
  • 座標が判明している画像上のオブジェクト。 いくつかの地物の正確な座標を知っていれば、それらを画像のオフセット合わせに利用することが出来ます。それらの地図上の地物を最下層のレイヤー(訳注:航空写真のこと)に合わせるだけです。

安易に他人が作った地物を動かさないでください!あなたのオフセット値がより正しいということを確かめるために相手に連絡してください。ことによると、相手の方は GPS トラックを使ってマッピングして、それをサーバーにアップロードしていないだけかもしれません。もしくは、低解像度の画像を使ったのかもしれません。あなたのオフセット値が正しいと確信できてからマップ上の地物の移動を開始してください。

エディタ別の画像あわせ方法

様々なエディタを使って OSM データを編集することが出来ます。どのエディタでも最下層のレイヤーについては同様に作られています。最初に地図と GPS データをダウンロードして下さい。そして最下層のレイヤーに切り替えて画像をずらします。下記では、それらの操作方法をエディタ別に説明しています。

ID

  • エディタが開いているときに[B]を押してください(またはレイヤーのアイコンをクリックしてください)
  • それから「背景画像をずらす」という文字をクリックします。
  • 4つの矢印が表示され、背景画像をずらせるようになります。

ずらした位置はセッション間で保存されません。

Vespucci

Imagery Offset Database からのデータを使用します。

Potlatch

マッピングを行なう周辺の GPS データをダウンロードするには、 Potlatch 1 では [G] キーを、 Potlatch 2 では [GPS Data] ボタンを押してください。おそらくあなたは古いバージョンのエディタは使わないでしょう。 Bing 画像を扱えないからです。しかし、 [Background] メニューから最下層レイヤーを変更することが出来ます。 [スペース] キーを押したままにしてトラックや地物が望みの位置に合わさるように画像をドラッグさせてください。

JOSM

Imagery Offset Database プラグインを利用する場合

詳細は「Imagery_Offset_Database#JOSM_Plugin」を参照

プラグインを利用しない場合

GPS トラックをダウンロードするには、「ダウンロード」ウィンドウにある[生の GPS データ]をチェックすれば、「ダウンロードした GPX データ」というレイヤーが追加されます。そして、「画像」メニューを利用して画像レイヤーを追加することができます。「ダウンロードした GPX データ」レイヤーは、邪魔であればマッピング中に非表示にしておくことができます。

画像の位置合わせを行なうには、画像レイヤーでマウスを右クリックするか、[画像]メニューで、[新しいオフセット]を選択するか、または、ツールバーの[画像のオフセット調整]ボタンをクリックします。Adjustimg.png

もし、オフセット値が既にわかっていれば、その値を入力することが出来ますし、画像をトラックやマップ上の地物と重なるように移動させることもできます。ウインドウを広げることで周囲のオフセット値をチェックする事が出来ます。マッピング終了後に次回の利用のためにオフセット値に名前を付けてブックマークすることができます。

その他の例: [JOSM_offset_images].

Merkaartor

筆者はこのエディタを使いませんが、 Potlatch と同様に[スペース]キーを押しながら画像を位置合わせすることができると知られています。

位置合わせが完了したら、編集を開始できますが、当初のエリアから移動する場合には、位置を再チェックして必要に応じて画像を移動し直してください。

よくある間違い

Wrong offset ru1.jpg

この写真では道路が正しく配置されていて、 OK の様に見えます。しかし、次の写真を見てください…

Wrong offset ru2.jpg

この写真では明らかに道路がずれていることが判ります。ズレは約20メートル(65フィート)です。画像を GPS トラックに合わせて、全ての道路ノードを建物と合うように移動させてください。

Wrong offset ru3.jpg

これでとても良くなりました。この写真では、(赤色でマークされた)道路が背景画像と合っていないように見えますが、それは村落が谷底にあって道路が丘の上にあるためです。このことから、オフセットが変化していることが判りますので、再度位置合わせを行う必要があります。しかし、この場合には GPS トラックに合わせるだけなので簡単です。

サーバー側でのオフセットデータベース

稼働中

非稼働

経験を積んだユーザーがオフセットを共有できるように、サーバーに格納してエディタに自動的に適用し修正するアプローチがいくつも考案されてきました。

ロシアの IRS レイヤーはこのフォーラムで議論が進められてきました。 http://forum.openstreetmap.org/viewtopic.php?id=6817

True Offset Process はどの画像でも同様に行えるように、特にbingに対応できるようにプロジェクト/議論が進められてきました。