JA:Organised Editing/Activities/SAPAmapping Japan

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主要幹線道 SA/PAマッピング

概要/背景

2022年、合同会社ジオリパブリックジャパンLocationMind株式会社からの依頼を受け、日本国内に存在する主要幹線道沿いのサービスエリアおよびパーキングエリアをすべてマッピングする作業を開始したいと考えています。 サービスエリアおよびパーキングエリア(SA/PA)の総数は約550であり、このリストの利用はクライントから公開の許可を得ています。 ジオリパブリックジャパンは作業者に対して適切なマッピング手法についての講習を行い、また、作業結果についてのチェックを行います。

連絡先

本件に関する連絡は iida@georepublic.co.jp までお寄せください。

コミュニティへの作業打診

コミュニティとの連絡については、主に以下のチャンネルで行います。

  • Talk-ja
  • Slack OSM Japan channel

ハッシュタグ

作業に関する変更セットに関して、コメントに以下のタグを付与します。

  • #sapa_japan

予定期間

2022年10月後半〜2月中旬程度を考えています。

利用するツールとデータソース

一般的なOSM編集ツール(iDエディタあるいはJOSM)を利用します。 変更セットの内容確認は、OSMChaを利用したトラッキングを行う予定です。

変更内容とデータセット

編集チームは、作業対象となるSA/PAに対し、以下の作業を行います。

  • 対象のSA/PAの位置を、航空写真(Bing, Maxar, 地理院地図など)で特定
  • それぞれのSA/PAに対し、以下を編集
    • SA/PAの外形ポリゴン形状を修正(既存データが存在しない場合は追加)
    • SA/PAに含まれる駐車場のポリゴン形状を修正(既存データが存在しない場合は追加)
    • 対象のポリゴンのタグを以下のように正規化
  • SA/PAの外形ポリゴン形状へのタグ:
highway=services
name=*
parking:capacity:long=* (大型車両)
parking:capacity:standard=* (小型車両)
capacityタグの付与は一部のみ
  • 駐車場のポリゴン形状へのタグ:
amenity=parking

既存のタグとして上記以外が存在する場合(例: feeなど)、そのタグについては変更しません。 なお、SA/PAは`上り`と`下り`の2つがありますので、最終的な変更対象は約1100個程度を予定しています。

SAPA Japan, mapping target.png

nameの変更について

現行のデータでは、例えばサービスエリアではSA、など、短縮形表記がnameタグで利用されています。 また、上り、下りについても、nameタグの中で表記が行われ、統一されていません。

今回の編集では、以下のようにタグを統一化します。

highway=services
name=海老名SA (下り)
parking:capacity:long=98
parking:capacity:standard=528

nameタグに関連して変更を行う可能性がある点:

  • サービスエリア、の文字列をSA、に修正
  • パーキングエリア、の文字列をPA、に修正
  • 上り、下り、を、 (半角カッコ)に入れる形で追記
  • (半角カッコ)の前に半角スペースを追加

上りと下りのポリゴンについて

上りと下りのポリゴンは、別のポリゴンを作成します。 それらのポリゴンをリレーションでまとめる作業は、今回は行いません。

SAPAのポリゴンを上下線で共有しているケースの編集

日本のSAPAでは、上下線でSA/PAの敷地を共有し、SA/PAの内部で上下線の駐車場を別々に設置しているケースがあります。約100箇所ほど存在しています。

Japan SAPAmapping irregular.png

https://wiki.openstreetmap.org/wiki/File:Japan_SAPAmapping_irregular.png

この場合、タグ付けのルールを以下のように変更します。

  • SA/PAの外形ポリゴン形状へのタグ:
highway=services
name=*

name=*については、(上り) (下り) のような記述を排除し、例えば「笠間PA」のように、SA/PAの名称のみを入力します。

  • 駐車場のポリゴン形状へのタグ:
amenity=parking
capacity:long=* (大型車両)
capacity:standard=* (小型車両)
capacityタグの付与は一部のみ。
2023/4/7のTalk-ja投稿にて報告し、parking:capacity:long=* および parking:capacity:standard=*から、capacity:long=* および capacity:standard=* に変更しました
変更を行った際のOverpassクエリはこちら

本来は highway=services のポリゴンに対して与える, parking:capacity:long=* および parking:capacity:standard=* のタグを、駐車場ポリゴンへ付与します。

SA/PA建設予定地のマッピング

今回は対象に含みません。

既にrest_areaとして描かれている場合の対応

サービスエリア/パーキングエリアが既に highway=rest_area として描かれている場合、highway=servicesへの書き換えは行いません。

駐車場ポリゴンへのname

既存駐車場のnameを削除する場合

既存の amenity=parking ポリゴンに対して、SA/PAと同じ名前が入っていることがあります。

例: 海老名サービスエリアなど

この場合、amenity=parkingポリゴンに対して付与されているSA/PAのnameタグは削除します。(highway=servicesポリゴン側にnameが入っているので、重複情報となります)

parking:capacityの値について

駐車場の収容可能台数は、各SA/PAの公式ページに掲載されている数字が用いられています。

経年あるいはSA/PAでの運用状況により、必ずしも常に現況と一致するものではありませんのでご注意ください。

数値のもととなった公式ページのURL: ドラぷら https://www.driveplaza.com/dp/SAPAService

対象となるSA/PA

別ページで作成しました。

https://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Organised_Editing/Activities/SAPAmapping_Japan/list

対象となるSA/PAの多くは、すでにOSM上でマッピングが行われていることが確認できており、位置についても特定ができています(一覧との紐付けは、議論と並行してこれから行います)。

そのため、基本的には、ポリゴン形状の修正やタグの正規化、といった作業が中心になります。

2023/4/7 に、以下の対象追加についてTalk-jaに報告し、追加作業を行いました。

かつらぎ西PA (上り)
かつらぎ西PA (下り)
一ツ葉PA
今津PA
佐方SA (上り)
佐方SA (下り)
内津峠 簡易PA
内津峠 簡易PA
姫路SA
峰山PA
志雄PA(上り)
志雄PA(下り)
泉大津大型専用PA
相原PA (下り)
矢引PA (上り)
矢引PA (下り)
西山PA (上り)
西山PA (下り)
谷稲葉うぐいすPA
逗葉新道PA(レストハウス逗葉)
高松SA
高松SA
米山サービスエリア
尾島パーキングエリア
荒崎パーキングエリア
観法寺パーキングエリア
高萩パーキングエリア

参加者

コアチームは、以下のアカウントで編集を行います:

成否判定指標

特にありません。

トレーニング

参加者に対し、user:nyampireが、JOSMおよびiDエディタの操作インストラクションを行います。

また、基本的に参加者は以前にもOSMマッピングに参加したことがあり、基本的な操作法および利用可能なデータなどの制約について理解しています。

クリーンアップ

私達はOSMChaを利用することにより、ハッシュタグ等を利用した変更セットの監視、および作業ユーザの監視を行う予定です。

作業結果の報告

毎月末、および作業の完了時にレポートを作成予定です。

報告一覧