JA:Import/Catalogue/Japan KSJ2 Import/Administrative district 2014
国土数値情報 行政区域データインポート 2014年 計画概要
目的/Goals
日本地域に存在する行政区域データをリプレースすることを目的とします。対象となる行政区域データは、admin_level 4-8です。(都道府県、振興局、郡、市町村、区まで)
インポートの理由/Why imports?
- 日本の行政区データの多くは、ODbL切り替えの際に破壊されました
- あるいは過去まったくインポートされた形跡がありません。
- admin_level 5-8 のポリゴンの多くは作成されていません。 (placeノードだけが存在しています)
- 過去に行われたインポートには、多くの不要なタグが含まれています。
- 現存している行政区データは、作成年数が2007年であり、古いデータです
- 現存している行政区データは、多くがリレーションとして作成されていません。また、いくつかのboundaryのラインデータは欠損しており、手動によるリレーション作成が困難です
- 現存している行政区データは、タグのスキーマ定義にゆらぎがあります。
そのため、行政区データを再構成するにあたり、過去データのリプレースが最も適切な解であると提案します。
スケジュール/Schedule
例年、5月末ころに、その年のデータがリリースされます。(本年版、要確認)
そのため、実際のインポート作業は6月初旬からを予定しています。
インポートするデータ/Import Data
背景情報/Background
データ提供元サイト: http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-N03.html
データのライセンス: http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/other/yakkan.html
ライセンスの種別 (if applicable): "CC BY"に類似。"data.go.jp"からCC BY2.1jaライセンスとしても取得可能。また、データの利用について、2012年にOSMFJが国土地理院の担当者に確認済み。
許諾へのリンク (if required): http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Import/Catalogue/Japan_KSJ2_Import
OSMでの著作権表示 (if required): -
ODbL互換性確認: yes
OSMデータファイル/OSM Data Files
サンプルファイルをここに置く。これから。
インポートタイプ/Import Type
これはワンタイムのインポートです。
いちどインポートが完了すれば、今後市町村の合併が行われた際にも修正は簡単です。
データの準備/Data Preparation
データの容量削減 & 単純化/Data Reduction & Simplification
-
タグ付与計画/Tagging Plans
元々のShapefile/Original Shapefile
column_ref | Attribute in Japanese | Attribute in English | OSM Tagging |
---|---|---|---|
N03_001 | 都道府県名 | name of province/prefecture | name=* admin_level 4のリレーションに付与 (都道府県) |
N03_002 | 支庁名 | name of subprovince (北海道にのみ存在) | name=* admin_level 4のリレーションに付与 |
N03_003 | 郡政令都市 | name of county (郡) / city (市. for some big cities. which has suburb area) | name=* admin_level 6のリレーションに付与 (郡) name=* admin_level 7のリレーションに付与 (市町村) |
N03_004 | 市区町村名 | name of municipality (市町村) / suburb (区. for some big cities) | name=* admin_level 7のリレーションに付与. name=* admin_level 4のリレーションに付与. (区) |
N03_005 | 成立年月日 | start date of the municipality | 使用せず |
N03_006 | 消滅年月日 | end date of the municipality | 使用せず |
N03_007 | 行政区域コード | Reference number of the municipality. | 使用せず |
Type of admin level
Admin_level | 意味 | Place タグ |
---|---|---|
4 | province, prefecture (都道府県) | place=province |
5 | subprovince (振興局. 北海道にのみ存在) | place=subprovince |
6 | county (郡) | place=county |
7 | city(市), town(町), village(村) | place=city, place=town, place=village |
8 | suburb(区) | place=suburb |
- 詳細とサンプル
https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0ApY7X6fw8sqxdDNjY1FBeG00TlRZSFoxU2xwOHVCb0E#gid=0
リレーションへのタグ/Tags for Relation
サンプルは以下のとおり
type = boundary boundary = administrative admin_level = [depends on each area] name = [Column from Shapefile] name:ja = [Column from Shapefile] name:en = [Translation of Column from Shapefile] name:ja_rm = [Hiragana writing of Japanese, from Column from Shapefile] name:ja_rm = [Roman writing of Japanese, from Column from Shapefile] source = KSJ2/N03
ウェイオブジェクトへのタグ/Tags for Way Object
boundary = administrative
変更セットへのタグ/Changeset Tags
source = KSJ2/NO3 source_ref = http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Import/Catalogue/Japan_KSJ2_Import/Administrative_district_2014
データの変換/Data Transformation
ogr2osm スクリプトを利用し、手動にて修正を実施。
変換後のファイルはこちら
データ変換結果/Data Transformation Results
上記参照。
データ統合ワークフロー/Data Merge Workflow
チームアプローチ/Team Approach
インポート自体は、user:nyampireにて実施。
専用アカウントは "KSJ2_adm_bnd_imprt" を用意。
インポート後のデータ整合性チェックも、 user:nyampire にて実施予定。
参考/References
- 古い行政区データの削除は危険性を伴う。特に、海岸線に影響する可能性がある。そのため、削除後のデータ整合性チェックは必須である。
- 既に存在している place=* Nodeは、Relationの "label"ロールとして追加される
ワークフロー/Workflow
段階ごとの手順
- オリジナルのshapefileを、ogr2osmスクリプトを使って .osmに変換する
- OverPassAPIを利用し、過去の行政区ウェイデータ(および、もしあればリレーションも)をダウンロードする
- 過去の行政区ウェイデータを削除する (リレーションは残す)
- JOSMを使って、新しいウェイデータをインポートする。1回のアップロードは、1つの市町村ごとに実施
- 新旧のリレーションを統合する
- 1つの都道府県内の市町村がすべてアップロード完了したら、OverPassAPIを使ってそれらの市町村を抽出する
- 重なっているウェイを削除し、1本にする
- 次の都道府県の作業を行う
変更セットのサイズポリシー
アップロードは、1つの市町村ごとに実施する。手動。
リバート計画
JOSMのリバートプラグインを利用する。
データ統合/Conflation
ワークフロー部分を参照。
品質管理/QA
JOSMの妥当性検証にて、リレーションの構造をチェックする。
OverPass API & Geofabric Japan Extract (およびosmfilter) を利用して、データの抽出を行う。