JA:GPSトレースの公開性
ユーザーがアップロードするとき、 openstreetmap.org における GPS トレースの公開性 (public visibility) を設定することができます。選択肢は4つあります。
プライバシーオプション | アップロードユーザーへのリンク | GPS トレース一覧に公開 | API経由のタイムスタンプ | API経由で地点 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
識別可能 (Identifiable) | はい | はい | はい | はい | 推奨オプション |
公開 (Public) | はい | はい | いいえ | はい | 歴史的なオプション |
追跡可能 (Trackable) | いいえ | いいえ | はい | はい | Privateオプションより推奨 |
非公開 (Private) | いいえ | いいえ | いいえ | はい |
- 識別可能 (Identifiable) は、トレースを あなたの GPS トレース と公開 GPS トレースにリストします。つまり、他のユーザーが生のトレースをダウンロードし、それをあなたのユーザー名と関連付けることができます。公開GPS APIを通して、トレースのタイムスタンプを入手することもできます。
- 公開 (Public) は、トレースを Your GPS traces と公開GPSトレースリストに、リストします。公開 GPS API を通して、トレースのタイムスタンプを入手することはできません。ただし、他のユーザーは公開リストからダウンロードし、その生の GPS トレースから全てのタイムスタンプを入手できます。
- 追跡可能 (Trackable) は、そのトレースはどの公開リストにも現れませんが、公開 GPS API を通して、タイムスタンプ付きのトラックポイントとして利用可能です。他のユーザーは、処理されたあなたのトラックポイントをダウンロードすることだけができ、あなたのユーザー名を直接わり出すことはできません。
- 非公開 (Private) は、そのトレースはどの公開リストにも現れませんが、公開GPS APIを通して、タイムスタンプなしのトラックポイントとして利用することができます。
エディタによっては(例えば JOSM など)、タイムスタンプが利用できる場合、 GPS トレースの時間に関する情報を表示します。これらの時間に関する情報は、いくつかの地図上の特徴を暗示してくれます。例えば、信号で止まった、法定最高速度で走っている、などです。
JOSM はプライバシーオプションに関わらず、すべての GPS データを表示しますが、 iD の「OpenStreetMap GPS traces」レイヤーは「識別可能」または「公開」と示されたトレースのみを表示します。
しかし、タイムスタンプは大部分のマッピングの目的ではあまり重要ではありません。私たちの関心の中心となるものは、明らかにトレースの座標(緯度と経度)です。そのため、もしプライバシーのレベルが少しでも上がった方がより安心だと思われるのであれば、タイムスタンプなしでトレースの座標だけを公開するようにしても構いません。
また、仮に公開リストになくても、誰かがトラックの点を間接的にあなたに関連付けることができるかもしれないことにご注意ください。例えば、人口が少ない地域におけるトラックの点は、その辺りのデータを編集したユーザーのものであると推測するなどです。データの編集(ウェイ・ノード・タグなど)は常にユーザー名に関連付けて公開されます。
プライバシーについてのより詳細な情報は、 Privacy Policy を参照してください。
なぜ、アップロードしたトレースが iD の「OpenStreetMap GPS traces」レイヤーに現れない(または点の形で現れる)のか、疑問に思ったときは議論ページのこの節を参照してください。
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