JA talk:Proposed Japan tagging/Road types 2/living street

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highway=living_streetの代替手段

欧州を中心に以下のようなタグがすでに使用中であることが分かりました。
これらを用いれば、新たにhighway=living_streetについて定めることなく、交通を鎮静化したい道路をタグ付けできるかもしれません。

タグ 定義 説明
hazard オブジェクト上の危険(道路に限らない)を表します。 例えば、hazard=animal_crossingで動物飛び出し注意、hazard=school_zoneでスクールゾーンを表すことができます。これは2007年に提唱されてから議論のあまり進んでいないタグですが、taginfoによるとすでに約21000件の利用実績があります。
traffic_calming 交通の速度を落とすために使用される地物を記述します。 道路構造令にある「凸部、狭窄部及び屈曲部」というのはまさにこれです。それぞれtraffic_calming=bump, traffic_calming=choker, traffic_calming=chicaneに相当します。これは承認済みのタグで、使用例は全世界で約42万件。
zone:maxspeed 最高速度が規制されたゾーン内の道路を表します。 このタグは約84000件の使用実績があります。zone:maxspeed=国名コード:制限の種別として使います。例えばドイツのアウトバーンはzone:maxspeed=DE:motorway, イタリアのゾーン30はzone:maxspeed=IT:30です。国内でも横浜市の金沢八景駅周辺でzone:maxspeed=JP:30を設定している道路があることを確認しました。

最高速度や一方通行、右左折の制限、条件付き通行制限などを設定した上で、上記のタグを任意で使用すれば、国内のほとんどの「生活道路」を歩行者に安全な空間にできる気がしてきています。 --Yumean1119 (talk) 15:42, 5 March 2019 (UTC)

過去の Talk-ja での話題

過去に Living_street が話題に上がった記事をようやく探し出しました。

|[OSM-ja highway = service について 2016-October/009532]

この記事を発端にliving_street が話題になりましたが、意見の統一にまでは至らなかったようです。

スクールゾーンのリレーション

スクールゾーンは「概念」上のもので、地物としての実態がないとも言えるようです。

総じて「概念」上のモノはリレーションでのタグ付けが推奨されますので、スクールゾーンもリレーションでタグ付けできます。

リレーションでのタグ付けを示します

質問です

リンク先のユーザーページを拝見し、次のような疑問が生じました。

・これはhayashiさんが新たに提案するキーになるのでしょうか。下線部つきのschool_zoneのほうがよい気もしますが…。

・日本の「スクールゾーン」について、日本の、と限定している理由、およびカギガッコをつけている理由は何でしょうか。
全世界のschool_zoneとは異なる日本独自のキーであることを強調しているとみてよいのでしょうか。

・あんしん歩行エリアも全く同様にして、例えばtype=site, site=safety_walking_areaのようなキーを定義して表すのがよいのでしょうか。それともスクールゾーンとはタグ付けのやり方を変えるべきなのでしょうか。--Yumean1119 (talk) 19:06, 13 March 2019 (UTC)

'site relation' について

ここでは「スクールゾーン」は ウェイhighway=* で表すよりも、リレーションで表したほうが良いということを示しています。

具体的な「スクールゾーン」の書き方までは、ここでの主題の highway=living_street から逸脱するのでここでは説明しません。 --hayashi (talk) 10:56, 15 March 2019 (UTC)

国道がスクールゾーンに指定された場合について

仮に、「スクールゾーン」を'highway=living_street'にしたとすると、

国道が「スクールゾーン」に指定されていた場合に

ウェイ highway=trunk

ウェイ highway=living_street

に書き換えられる可能性が危惧されます。

・同感です。このような極端な例ではありませんが、前日に制限速度40kmの道路がスクールゾーンに含まれている現場を通りかかりました。3つの県道を短絡する重要な道路です。(交通量が多いので写真は撮れていません)

これをhighway=living_streetとすると著しく交通の流れを阻害することになります。スクールゾーン、あんしん歩行エリア、その他いろいろな面的規制/注意喚起があるからといって、これらのゾーン内を一括でhighway=living_streetとタグ付けすることは決してあってはならないとの思いを強くしました。

--Yumean1119 (talk) 19:27, 13 March 2019 (UTC)

living_streetは「徐行」区間説

Japan road sign 329.svg

「Living street」や「生活道路」といった言語にとらわれずに「Wikiページ:highway=living_street」を見てみると、「徐行」区間が一番近いように思えました。

  1. Wikipedia「徐行」を見ると各国の「SLOW」標識の写真が掲載されています('livins street'ぽいです)
  2. 「具体的な速度は示されていない」とありますが、FM横浜の2019-03-12放送の「運転クイズ」にて「徐行は10k以下」と紹介されました。(過去にTalk-jaで示された7kとか10kに最も近い値です)

highway=living_street」に割り当てる場合に、「徐行」標識の有無が識別の指標として使えると思います。

ただし、「徐行」に設定される箇所は徐行にもあるように「生活道路」以外にも設置されます。

  • 工場や企業の敷地内の道路(「構内徐行」の表示あり/10km制限)
  • 大規模商業施設内の駐車場通路
  • 団地やマンション等の居住者用通路(「団地内徐行」の看板あり)

「企業敷地」や「商業施設」の「徐行」区間を除外するためにhighway=serviceと living street とを区別する方法を考える必要があると思います。

逆に、なぜか「徐行」標識がないものに

  • アーケード商店街の通路

があります。「アーケード通り」は一見、「歩行者専用」に見えるが実は車両の通行が規制されていない場合が意外と多いです。現在はこのようなアーケード通路にhighway=living_street がタグ付けされている箇所が多々あります。

最後に私の意見としては、

「徐行」の表示がなくとも「歩行者専用道路」と認識されるような実質的な「徐行」道路も「徐行に準じる制限が示されている」と解釈して、

  • 「徐行」に表示やそれに準じる制限が示された 団地等の居住施設の敷地内通路
  • 「徐行」に表示やそれに準じる制限が示された アーケード通りや商店街の通路(例:巣鴨の地蔵通り

highway=living_street とする

または、上記のような付帯条件をいろいろとつけなければ highway=living_street を定義することができないのならば、 日本では highway=living_street は使わない。(将来、日本にもliving streetの制度ができたときのためにリザーブしておく)

という考えもありだと思っています --hayashi (talk) 13:01, 15 March 2019 (UTC)

自動車の時間帯制限付きの歩行者天国について

--hayashi (talk) 14:47, 26 March 2019 (UTC)

アーケード通りをliving_streetとする際に自動車の通行が時間帯によって制限されている場所を条件に入れるのは良い考えだと思います。

しかし、単に時間帯によって歩行者専用道になるだけだと、交通量が多い4車線の「秋葉原中央通り」も日曜日が歩行者天国なので living_street となる可能性が出てきます。

主要な時間帯が歩行者専用になっているものに限定する意味で、下記の条件aを加えたほうが良いと思います。

a. 自動車の通行が 週40時間以上制限される

また、時間帯ではなく通行車両に制限がある(いわゆる「関係車両」のみ)場合も考慮して条件bも加えることも考えられますが、この場合はhighway=pedestrian+motor_vehicle=permissivehighway=service+service=driveway とするほうが適切と考えられる場合があります。

b. 指定車両、緊急車両、配達車両以外は通行不可

これらの線引きをどこにするのか?

どうやって service / living_street / pedestrian を区別するのか?

JapanTaggingに記載するならば、ここの部分をもっと明確にする必要があると思います。

現地調査を要件から外すと?

今回の提案で「現地調査を要する」という条件を付けているのは、タグ付けの曖昧さを完全に排除するのが困難である以上、

最終的な判断をマッパーそれぞれの良心に委ねざるを得ない、という考えのもとでした。

しかし、このことが議論が進まない原因にもなっていると思われるので、あえて現地調査を要件から外して、

代わりに別の条件を厳格化することも考えられます。

私見では、現地調査を要件にしない場合、

(1) 商店街などの通りについては、living_streetをpedestrianやunclassifiedなどと区別する基準を明確にしにくく、

highway=living_streetにする必要性も薄い(既存のタグ付けの道路に通行制限を付加するだけで十分)ので、本提案からは外すことになるでしょう。

(2) 団地内の通りについてはhighway=living_streetにすることも考えられます。必要条件として、

[a] highway=tertiary以上の道路と2ヶ所以上で接続しないこと。これにより、交通量の多い道路をhighway=living_streetに

してしまうことは避けられると思います。

[b] この道路を利用すると考えられる世帯数についての条件をつけること。数値は適当ですが、例えば、5世帯以上50世帯未満の

利用する道路、として、沿道にある一戸建て住宅の数をx,アパートやマンションの数をyとして5≦x+10y≦50とする。

(4世帯以下はhighway=service,51世帯以上はhighway=residential以上) この条件は、団地の外周や、中心部の通りを

highway=living_streetとするのは適当ではないと考えたために付加したものです。

のようなことを思いつきましたが、あまりに条件が煩雑すぎるとは思います。

また、逆に現地調査の要件をもっと厳しくすること、例えば

・日常的にその道路を利用する者のみにhighway=living_streetの利用を許可する。

・現地調査に加えて、note=タグやdescription=タグにその道路がliving_streetであると考える理由の記述を必要とする。

のようなことも考えましたが、これはマッパーの個人情報が漏洩することにつながる恐れが強いので却下しました。

--Yumean1119 (talk) 15:54, 2 April 2019 (UTC)

「徐行」は必要条件であるが十分条件に非ず?

米国の例ですが、制限速度5マイル/時にもかかわらずhighway=living_streetからhighway=residentialに戻された道路を発見しました。 米国も日本同様、公式なliving_streetは存在しないことになっているようです。

問題のウエイ

変更セットの議論

国際的なhighway=living_streetの使い方と比較すると、日本でliving_streetをマッピングしたい場合、少なくとも

・制限速度が20キロ以下である。

・自動車は(場合によっては軽車両も)歩行者に道を譲る義務を有する。

ことを要件としなければならなそうに感じました。後者にあたる掲示類は、自分の行動範囲では見たことがありません。

--Yumean1119 (talk) 10:45, 7 April 2019 (UTC)

人間重視の道路創造研究会

国土交通省において2008年から2009年にかけて表題の研究会が開かれています。

http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/manvaluing/index.html


画像提供

JPゾーン30 松本.jpg --hayashi (talk) 06:18, 10 October 2021 (UTC)