JA:網羅性

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research article by Barrington-Leigh and Millard-Ball内で計算された道路ネットワークの完成度レベルで、OpenStreetMap全体として ~83% の完成度であることも分かります

マッピングの完成度は、十分な完成を達成するまでの期間とそれがどれだけ十分なのかどうやって計測するか、という両方の側面で、OpenStreetMapの中でもいつもやや扱いにくい部分です。

完成度の基準

以下に概観する様々な完成度の研究は一定範囲に及ぶ技術範囲を使って完成度を見積もってきました:

外部データとの比較

  • 外部ソースの同等の件数と比べた、所定の地理的なエリア内の要素のストレートな数字比較(件数、合計)。これはたいてい計算の最もシンプルな基準で、単に見積もりに使う一貫したエリアが必須となる場合があります。このアプローチはシンプルな簡易統計も利用できます。
  • 差異が無いようにした地物の1対1の比較。たいていはひとつのデータソースからの地物のバッファリングと併せて道路ネットワークに使われています。正確さの見積もり(外部ソースがたいていOSMより正確であるという推定の下に)とともに両方の数字の比較を可能にします。少なくとも、この場合には一定の正確さを持つ地理データセットが必須です。そのようなデータはしばしばオープンではありませんが、学術研究者は利用できる場合があります。
  • 一致する地物の1対1の比較。これには2つのデータセットの合成が必要です。これは技術的にはやや困難ですが、同時にフォールスポジティブとネガティブ(例えばデータセットがある地物をバーに分類するかレストランに分類するかなど)に対して脆弱です。
  • 人口に基づく見積もり。多くの地物の種類は人口10万人あたりの数字に基づいて概算を見積もることができます。人口データが利用できる場合(通常は行政単位に関するウィキデータ項目経由で)にはこのような見積もりは行政単位がマッピングされていれば行うことができます。

OSMデータの内部比較

OSMデータ自体を使って完成度の見積もりを起動する能力は、現在の統計情報が多数欠けているエリアや、公式なデータでは重要でない地物にとってますます重要となっています。

  • 地域相互間の比較。ある地域がよくマッピングされていることが知られると、経済発展の所定のレベルに対する所定の地物の数に近い基準を抜き出すことができる場合があります。これは他の場所では比較見積もりに使うことができます。たいていの場合、似た場所(例えば人口が25万から50万のヨーロッパの都市はたいてい広く比較できます。米国やカナダの同規模の都市はできるところとできないところがあるでしょう。等々)をグルーピングするのは役に立つでしょう。
  • 地物の蓄積。よくマッピングされた場所では、所定のクラス内の新しい地物の追加は、その地域内の地物の総数に近いものを表す漸近線に向けて次第に小さくなる傾向があることが予測されています。漸近線は敏感な動き(あまりマッピングされていない都市では、アクティブなマッパーがいなくなると明らかな飽和曲線が表示されることがあります)に対してコントロールされている必要があります。
  • 地物の密度。粗い基準として挙げられるのは単位エリア当たりのノード数で、過去に使われてきました。これはおそらくあまりにも個々人の気まぐれなマッピングスタイルやインポートされたデータ(しばしばノード数が過剰)に従いすぎていますが、同じ種類のマッピングの影響に従う所定のエリアに対するマッピングが不足している位置を識別する際に有益なことがあります。

完成度についてのリソース一覧

マップ / 表示 / 記事 / 研究 の一覧はこちら:

英国:

スイス

ブラジル

マップに完成はありません

マップは完成したでしょうか?真のウィキスタイルでいえばその答えは、マップは決して完成できない、というものです。どのエリアでも、マップに追加できる詳細情報は常にまだまだあります。しかしながら、完成度のレベルはマップの様々なエリアを広くまたいで変化します。ある地区で、マッパーが各店舗の詳細な住所、営業時間、車いすでの利用情報など(Completeness example を参照)をすべて収集したかもしれません。一方、付近の町では基本的な道路ネットワークしかないかもしれません。世界には、地図が空白の石板のままである地域もあります。

OpenStreetMapはみんなでコラボレーションに参加するプロジェクトです。我々には世界のフリーなマップを作成するために多数の参加者が必要です。もし、あるエリアが未完成なら、まだそのエリアのマッピングへの参加者を巻き込めていない、ということです。近所のマッピングを楽しみ、そのマップの主導権を取る地域の人々を引き付けられることを切に願います。しかし、既存のOSMerがこれらのエリアを旅行して空白を埋めることもできます。未完成のマップは誰かがそこに行ってマッピングができる絶好の機会があるということを意味しています!

完成度を測る

多くの人々がプロジェクトの進捗を知りたがっています。他の人々はOpenStreetMapの利用に興味があり、マップがどれだけ完成しているか評価する必要があります。プロジェクト内部では、我々はまた、どこにジューシーなマッピングの機会が残っているか、目ざとく見つけます。これらの理由により、進捗を追跡し、おそらくどれだけ完成したエリアがあるか、マップをプロットすることができるような基準を確立しつつ、完成度を測ることは重要です。

ライセンス問題

OpenStreetMapはデータの入力に対して厳格なクリーンルームアプローチを保持しなければなりませんが、しかし完成度の評価には著作権のある、あるいはライセンスされたマップデータセットの利用に関しては問題があるかもしれません。これは、もしあなたが、マッピングコミュニティはあらゆる完成度マップをOSMデータが少し不足しているエリアへの誘導に使うことができると考えた場合に意味を持ちます。もし我々が個々の道路が無いあるいは間違っていると分かった場合、コピーをしたくなり始めます。少しズームアウトすると、さらに問題が無いような気がするかもしれません。しかし、これはまさに、完全にプロプライエタリなデータソースを避けることによって、はっきりさせるべき、法的にややグレイな類のものです。

従って我々は実際、マップの完成度をテストするのに既存のマップを使うべきではありません。これは我々とってややトリッキーなチャレンジになります。我々はどうやって完成度をテストできるでしょうか?上述のリンク中には、ある部分は見ないようにした人もいれば、一方OSM単独、あるいは他のオープンなデータソースを使って完成度の基準を賢く計算した人もいます。


関連情報

  • 研究 科学的な分析についての論文
  • Stats 分析情報
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