JA:Tag:waterway=link
| 説明 |
|---|
| 水路ネットワークでのルーティングを可能にするため、水域上に設けられる仮想的な接続。 |
| グループ: 水域 |
| 適用できる要素 |
| 状態:使用中 |
| ツール |
waterway=link は、水域上で水路ネットワーク同士をつなぐために使うタグです。典型的な例として、河岸のアクセス地点と河川の中心線を結ぶウェイがあります。これにより陸上ルートと水上ルートが接続され、水上交通や複数の交通手段を組み合わせたルーティングが可能になります。
このタグは、ほとんどの waterway=* と異なり、個別の物理的な水路や構造物を表すものではなく、流れの向きを示すものでもありません。
背景
水路ネットワークは道路ネットワークとよく似ています。ボートのルーティングを可能にするためには、実際につながっている地点同士が、データ上でもつながっている必要があります。waterway=link は、他の waterway=* では適切に表現できない場合に、水域上でルーティング可能な接続を示すために使われます。
waterway=link の最も一般的な使い方は、水路の中心線と、陸上にあるアクセス地点をつなぐ場合です。これにより、route=canoe などの水上ルートを、端から端まで連続したウェイの並びとしてリレーションにまとめることができます。また、陸上と水上を組み合わせたルーティングも可能になります。たとえば、島にあるキャンプ地へ行く際に、公共のスリップウェイ(船の出し入れ場所)までの陸上ルートと、その後の水上ルートを続けて案内することができます。
マッピング方法
水域内で2つの地点(通常は陸上のアクセス地点と waterway=* の中心線)を結ぶウェイを、最短で無理のない経路に沿って描きます。そのウェイに waterway=link を付けます。
また、その区間で利用できる交通手段を示すために、適切な水上アクセス用タグを追加します。例:access=*、boat=*、motorboat=*、 canoe=*、sailboat=*、 swimming=*。これらのアクセス条件は、リンクの両端ではなく、リンクが通る水域そのものに対して設定します。
有用な組み合わせ
- 流れの向き:
oneway=*を使うと、水の流れの向きを示すことができます(必要な場合)。ただし、ほとんどの waterway=link には明確な流れはありません。なお、流れそのものを表す場合はwaterway=flowlineを使用します。 - 航行方向:
oneway:boat=*のような名前空間付きアクセスタグは、水上交通に対する方向制限を示します。法的制限だけでなく、強い流れなど実質的な制限も含みます。多くのリンクは双方向航行が可能です。 - 水域の特性:
tidal=*やintermittent=*を追加すると、水域の状態を示すことができ、利用者に潜在的な危険を知らせるのに役立ちます。
使用しないケース
次のような場合には waterway=link を使いません:
- 水路同士を陸上でつなぐ場合:
portage=*を使用します。 - 公共交通としての水上移動を表す場合:
route=ferryを使用します。 - 航路として設定された航行ルートを表す場合:
waterway=fairwayを使用します。 - 水の流れそのものを表す場合: 他の
waterway=*を使用します。特に、湖や貯水池などエリアで描かれた水域の内部に流れを線で表したい場合は、waterway=flowlineが役立ちます。
例
- 1225286930
1225286930 – カヌーおよびモーターボート用のリンク - 1214418034
1214418034 – カヌーのポーテージ用リンク
レンダリング
一般的な地図では waterway=link を描画する必要はありません。水上交通向けの地図では、アクセス条件に応じて、他の航行可能な水路と同様のスタイルで描画される場合があります。
旧来のタグ付け
waterway=portage は、かつて一部のマッパーによって waterway=link と同じ目的で使われていました。しかし、このタグは混乱の原因にもなっており、別のマッパーが portage= の対象であるポーテージ経路そのものを表すために waterway=portage を使う例もありました。link のほうが portage よりも用途が広く、portage が持つ船を担いで運ぶという意味に縛られないため、より適切です。
