JA:Key:footway
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説明 |
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highway=footway に追加するタグです。 ![]() |
グループ: JA:道路 |
適用できる要素 |
依存するタグ |
状態:承認![]() |
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ツール |
highway=footway に情報を追加するものです。 道路に沿った歩道や横断歩道をマッピングするために使用します。イギリスでは、離れた道路も footway と呼ばれます。つまり、このタグ(name=* との組み合わせ)で(通りを構成する)車道に並行するウェイとたまたま通りに並行しているウェイを見分けることができます。
歩道が縁石で区切られているだけの場合や、分離された道路になっていない場合、歩道は道路を表現するウェイにタグとしてマッピングするようにしてください(sidewalk=* を参照)。
highway=footway は主に歩行者が利用する、または歩行者専用の道路をマッピングするための一般的なタグです。
利用可能な値
キー | 値 | 要素 | コメント | 写真 |
---|---|---|---|---|
footway | sidewalk | ![]() |
道路の脇に存在する歩道部分。highway=footwayを使って、車道と別にマッピングする際に使用します。 | ![]() |
footway | crossing | ![]() |
歩行者用の横断歩道。通常、2本の歩道の間を接続します。 | ![]() |
footway | ![]() |
廃止になりました! 道路に対する追加情報として歩道をタグ付けするのではなく、代わりに sidewalk=* を使ってください。 |
道路の脇の歩道への使用
このタグを使う場合、まずは以下のタグのついたウェイとして車道に沿って歩道をマッピングします:
次のようなタグを追加することもできます:
- incline=*
- kerb=*
- wheelchair=*
- smoothness=*
- surface=*
- tactile_paving=*
- width=* / est_width=*
ウェイの接続
その他のウェイを道路と接続する場合は、実態に即してマッピングします: ウェイが道路脇の歩道のところで切れている場合は、車道とは接続しません。ウェイが道路脇の歩道を抜けて車道まで伸びている場合は、車道脇の歩道との交点を経由して車道にも接続します。
これは、highway=footway/path を接続する場合にも該当します: 道路脇の歩道の通行許可されているということは、通常、歩行者以外の通行が許可されていることを意味しません。適切に接続しなければ経路検索がうまくいかなくなります。自転車が通行できるウェイが道路脇の歩道のところで切れている場合、そのウェイから車道に出るための歩道上の最短経路に bicycle=dismount を付け、自転車を押して車道まで移動する経路があることを示してください。
アクセス
自動車道でない限りほとんどの道路は通常は歩行者が歩くことができると推測されるため、道路を歩くことが違法である場合 foot=no を明記します。自動車道の場合、歩行が許可されているならば、 foot=yes をつけるか、 歩行が許可されているということを意味する sidewalk=* タグを付けてください。 法的なアクセスの可否についてのもっと一般的な議論については access=* もごらんください。
横断歩道への使用
以下のような手順でマッピングします:
- 道路の脇の歩道につながるように、垂直な footway=sidewalk
のウェイを作成します。
- 垂直なウェイに highway=footway と footway=crossing のタグを付与します。
- highway=crossing
ノードを車道との交点それぞれに置きます (たいていは1箇所ですが、複数のウェイからなる車道や複雑なジャンクションなどでは複数になることもあります)。
さらに以下のようなタグを追加することもできます:
- incline=*
- kerb=*
- wheelchair=*
- smoothness=*
- surface=*
- tactile_paving=*
- width=* / est_width=*
注: 向かい側に歩道がなく、横断歩道を渡って公園・児童遊園・建物の出入口・敷地内道路などにアクセスすることができる場合、脇の歩道から車道との交点ノードまで垂直にfootwayを描きます。
追加情報として、もし横断歩道が自転車でも通行できる場合は cycleway=crossing も追加するほうがよいでしょう。もし自転車で通行する場合に自転車を降りて歩行する必要が有る場合には、footway=crossing と bicycle=dismount を付与する必要があります。
タグ付与の詳細な例
footway=sidewalk や footway=crossingをどのように付与すればよいかよくわからない、という意見がありましたので、図を作成しました。
場所は 東京 浜松町近辺 です。
それぞれのオブジェクトに対して、footway=*とは別にhighway=*なども付与が必要になることに注意してください。
例
非常に詳細なものからごくシンプルなものまで、交差点のマッピングのさまざまな例です。
画像 | 議論 |
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別個のウェイとしてタグ付けする例 | |
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属性としてのタグ付けと別個のウェイを組み合わせた例 - 交差点 & 縁石の完全マッピング | |
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属性としてのタグ付けと別個のウェイを組み合わせた例 - 交差点 & 縁石の簡易マッピング | |
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属性としてのタグ付けの例 | |
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リレーションの使用 (任意)
type=street |
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type=associatedStreet |
associatedStreet タイプのリレーションにウェイを追加することにより、脇の歩道を道路と関連付けることができます。 提案中のstreetタイプのリレーションも広く使われています。以下のロールはこれらの両方に使えます。
(元々、これらのタイプは全く違う用途で使われていました。物理的にアクセスできる道ではなく住所に使われている名前によって住宅を道路に関連付けるという用途です。既存の使用例の多くはこれで説明がつきます。)
要素 | ロール | 回数 | 議論 |
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street または <empty> | 1回以上 | 車道を構成する複数のウェイ |
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sidewalk | 1回以上 | 道路脇の歩道や横断歩道を構成する複数のウェイ |
この目的でリレーションを使うかどうかは全く任意なので、マッピングをシンプルに行うためには省いても構いません。
- 2016-08 の時点で、約4000の要素に sidewalk のロールが付けられています。