JA:Key:width

From OpenStreetMap Wiki
(Redirected from JA:Key:est width)
Jump to navigation Jump to search
Public-images-osm logo.svg width
Height demonstration diagram.png
説明
地物の幅です。 Show/edit corresponding data item.
グループ: プロパティ
適用できる要素
ノードに使用可能ウェイに使用可能領域に使用可能リレーションに使用不可能
よく併用されるタグ

highway=*

状態:事実上の標準

説明

widthキーは、道路やその他の地物の 実際の 幅を表します。デフォルトでは、値はメートルと解釈されます。誤解が生じるリスクを低減するためや、幅を異なる単位で指定する必要がある場合は、値の末尾に空白で区切って単位を追加することができます(#例を参照)。小数点は必要であれば、ドットを使用してください。

幅の情報源はsource:width=*で指定できます。

タグ付け 注釈
2メートル width=2 他にwidth=2 mも使用できます。ただし、一般的な記法とは言えません。
0.6マイル width=0.6 mi 小数点にドットを使用することに注意してください。
16フィート3インチ width=16'3" フィートの値の後にアポストロフィ文字を使用し、インチの値の後にダブルクオート文字を使用してください。スペースを入れてはいけません。

良くある間違い

法的な制約の幅

実際の幅の指定と、maxwidth=*による通行できる車両の幅の指定(法的な制限)とを混同しないようにしてください。

説明的な値

例えばwidth=narrowなどのように、値の指定に説明するものです。therefore this proposalをご覧ください。

推測の値

幅が完全に特定できないか推測である場合は、代わりにest_width=*キーを使用してください。

無効な値

値が正しく指定されていないことがよくあります。次の表は、無効なタグと正しい記述の例です。

無効なタグ 説明 正しい記述
width=2km 値と単位の間のスペースがありません。 width=2 km
width=0,6 小数点にコンマを使用することは正しくありません。 width=0.6
width=12' 6" フィートとインチの間にスペースを入れないでください。 width=12'6"

道路の幅

通常、道路に付与する width=* タグは、縁石から縁石までの車道の幅を表しています。この値には、道路上に自動車道(サイクルレーン)や駐車スペース(駐車レーン)が存在する場合は含まれますが、歩道やサイクルパスのように縁石を越えるものは含まれません。しかし、この定義は2021年までこのWikiのページには明示されておらず、他の場所にのみ記述がありました。また、特に未舗装の道路で縁石がない場合などにwidthの値としてどの幅を適用するべきか、明確にされていませんでした。そのため、歴史的に明確な定義が存在していなかったことに由来して、データ利用者が道路に対して付与されているこのタグの値を解釈する際には、多少の曖昧さがあることを予期する必要があります。このタグの曖昧さについての議論は、2020年9月に行われたtaggingメーリングリストのスレッド を参照してください。

こうした曖昧さを回避するために、道路に存在する個々の要素の幅を指定するいくつかのタグが利用されています。

  • width:carriageway=* は道路全体の幅を指定します。例えば、縁石から縁石、端から端を意味し、その範囲内に駐車レーンが存在する場合はその幅も含まれます。基本的に、このタグの値はほとんどの場合 width=* と同じであると思われます。
  • cycleway:left:widthsidewalk:right:width は、サイクルパスや歩道がマッピングされている場合、その幅を意味します。
  • parking:left=*/parking:right=*/parking:both:width=*は、street parking(路上駐車スペース)に使われる駐車レーンの幅を意味します。(註: 多くの場所では、車両の向きや現地での慣習次第では、駐車レーンは異なる幅を厳密にマッピングする必要がないこともあります。しかし場合によっては、特に大きかったり小さかったりする駐車レーンが存在することもある可能性があります)
  • shoulder:width=* は、路肩の幅を意味します。
  • width:lanes=* はそれぞれの路線の幅を意味します。

車道の有効利用幅(交通の流れの中で車両が移動する領域の幅)は、width:carriageway=* から既存の駐車レーン(parking:lane=*スキーマを参照)を引くか、あるいはwidth:lanesを利用することで確定させることができます。これを確定させるためのキーである width:effective=* が使われることは滅多にありません。ただし、路上にマーキングがされていたりいなかったり、車両が再配置されていたりしますので、有効幅を測定するための正確な境界がどこに存在するかは不明瞭です。

幅の値が推定したものである場合は est_width=* を利用するようにしてください。

道路幅のマッピング手法

With JOSM

JOSMで実際に地物の幅にあたる部分にウェイを作成することで、スクリーンの下部に幅の推定値が表示されます。実践してみた図がありますので、参照にしてみてください:

Estimating width in JOSM

この例では、道路を横切る赤い線が、縁石と縁石の間に作成されています。(車道はアスファルトで、縁石はコンクリート)JOSMはこの幅を、11.64メートルだと推測しています。

With StreetComplete

StreetCompleteの v41 から、スマホのカメラを使って幅の測定を行う機能が追加されています。ただ、デバイスによっては動かない場合もあります。

手動

幅を測定するにあたって最も確実な方法は、実際にメジャーテープをつかって測定することです。あるいは、レーザー距離計を購入して使ってもよいでしょう。スマホのアプリで、距離測定を行えるものもあります。もしAndroidを利用している場合は、StreetCompleteをお勧めします。

参考情報