JA:Key:oneway

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Public-images-osm logo.svg oneway
Schildhb.jpg
説明
一方通行道路は、1つの方向にしか運転が許されていない道路です。 Show/edit corresponding data item.
グループ: 制限
適用できる要素
ノードに使用不可能ウェイに使用可能領域に使用不可能リレーションに使用可能
よく併用されるタグ
状態:事実上の標準

oneway タグは、道路やその他の適切な直線状の地物の通行制限を示すために使用します。これは、ウェイが1つの方向にしか使用できないときにこのタグを使用するべきだということです。なお、進入禁止の標識によって一方の側から入ったり、道路のある地点を通過したりすることが禁止されている道路は、自動的に道路全体が一方通行だとみなすべきではありません(道路上で一方通行の標識か路面標示を探してください)。

詳細な通行制限を追加する場合は、 access=* ページを確認してください。

マッピング方法

通常の使用方法

道路(またはその他の直線状の地物)を一方通行とするには、単に oneway タグを追加します。

なお oneway タグは、 OpenStreetMap に記入された直線状の地物(ウェイ)の方向に関連して定義されます。各 OpenStreetMap エディタでウェイの方向を識別する方法は、ウェイの方向の識別方法で説明しています。

一方通行の方向が描画されたウェイの方向と同じにならない場合、多くの場合はウェイの向きを反転して(エディタの[ウェイを反転]ツール、 JOSMMerkaartorPotlatch にはこのメニューオプションがあります)、 oneway=yes を適用します。もし(非常に)稀なケースで、ウェイの向きが変更できない場合は、 oneway=-1 とタグ付けすることもできます。

道路の一部分だけが一方通行の場合は、ウェイを複数の部分に分割する必要があります。

一方通行制限が含まれるもの

一部のタグ(junction=roundabouthighway=motorway、など)はoneway=yes を含んでいるため、 oneway=yes はオプションです。タグが oneway 値を含んでいる場合、タグのウィキページに書かれています。

oneway = no

oneway=no は道路(の一部)が一方通行ではないことを示すのに使います。(一方通行道路が一般的なエリアのマッピングエラーを防ぐ場合や、デフォルト値を上書きする場合にのみ使用してください。)

サブキー/例外

一方通行はタグの例外を車両の種類別に指定するために使用することができます。つまり、モペッドが一方通行の道路を逆方向に走行できる場合は oneway:moped=no を使用します。自転車の場合(oneway:bicycle=no)特別な扱いとなり、互換性のために cycleway=opposite/opposite_lane/opposite_track が必要となります(値については access=* を、例についてはJA:自転車を参照してください)。

時間による通行制限

一日のある時間だけ一方通行で他の時間は逆方向の一方通行になる場合は、oneway=reversible とともに条件付き制限でタグ付けすることができます。もし頻繁に向きが変わるなら、oneway=alternatingの方が適切かもしれません。

水路での使用

水路 waterway=* において、たとえば航路標識や法令によって、ボートなどの通行方向に法的制限がある場合にも、同様に oneway=* を使ってマッピングすることができます。 oneway=* は法的な移動制限を記述するもので物理的な水流を記述するものではないため、双方向的な水の流れがある特別な領域については oneway=* 以外のタグ付けを検討してください。

データの利用

値の一覧

  • oneway=yes (非推奨の値: "true", "1")
  • oneway=no (非推奨の値: "false", "0")
  • oneway=-1 (非推奨の値: "reverse")
  • oneway=reversible - 規則的だが頻繁ではなく通行方向が交替する道路。このタグは条件付き制限のページに説明されているタグ付けとともに使用できます。
  • oneway=alternating - 規則的かつ頻繁に通行方向が交替する道路。

その他の値が指定された時の解釈は未定義であり、他の値の使用は非推奨です。

注: -1の値は、一方通行の方向がウェイの方向と逆方向になった場合のみ必要です。 oneway タグを適用する前に、ウェイの方向を反転させることで解決できることもあります。

経路検索での解釈

oneway タグは(経路検索の目的では)次のように一般化することができます。

これは「一方通行規制は歩行者には適用されない」ことを前提としています。

例外的ですが、国によっては歩行者用の道路(pathfootwaytrack)に一方通行が設定されていることがあります。議論のあるタグ oneway:foot=* を使って表現されていることもありますが、 foot:backward=no の方が好ましいとされています。かつて歩行者が一方向にしか移動できないことを highway=path + oneway=yes でタグ付けするマッパーもいましたが、一方通行規制は車両にのみ適用されるため修正されるべきです。

歩行者の一方通行の例としては、ハイキングコース(恒久的またはハイシーズンの混雑時)、国境、出口専用通路などがあります。

データ利用者はタグを適切と思われるやり方で解釈するのが常です。なお、許可を得た場合や自転車のように、 highway=pathhighway=footway に進入できる車両もあり、その場合 oneway=* は歩行者ではなく車両にのみ適用されるべきです。

関連情報