JA:Tag:building=fire_lookout
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説明 |
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火災監視のために建てられた建造物。 ![]() |
OSM Cartoでのレンダリング |
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グループ: 建物 |
適用できる要素 |
よく併用されるタグ |
関連項目 |
状態:承認![]() |
ツール |
火災監視所として建てられた建造物。建物がもう元々の目的には使われていない場合も含まれます。
20世紀を通じて、火災監視所は国土管理要員にとって野火を発見・監視するために重要な施設でした。通常は自然保護区域の真ん中にあり、道路が通じていないこともよくあります。これは、火災の多い季節のあいだ現場で要員が生活し、無線で観察結果を報告するということを意味します。
最近は、野火監視の目的では航空・衛星写真が山頂の監視所を置き換えつつあります。いまも現役の火災監視所もありますが、それ以外は歴史的建造物として観光地になっています。山小屋として貸し出されるようになっているものもあります。
使用法
building=fire_lookout
タグは、火災監視のために建てられた建造物に適しており、一般的にはある共通の物理的特徴を備えています。アメリカ合衆国では、火災監視所は四角く全ての向きに窓があるワンルームの構造をしています。プレハブ部材を使って建てられているものが多いです。
監視所(あるいはman_made=tower
のような他の構造物)が現在も火災監視要員によって利用されていることを示すために、関連するemergency=fire_lookout
タグを使ってください。
たいていの監視所には、通常は建てられている峰や監視する地域にちなんだ公式名称(name=*
)があります。
利用されていない、あるいは放棄された火災監視所をタグ付けするのにライフサイクルの接頭辞を使うことができます。例として、利用されていない監視所にはdisused=yes
、ひどく荒廃してしまったものに対してはabandoned:building=fire_lookout
。
現在の利用や修繕の状況にかかわらず、監視所は通常は国土管理の役所(アメリカ合衆国の場合は森林局や国立公園局など)が所有し管理しています。可能であれば、それをoperator=*
タグを使って記してください。
避難小屋や貸し山小屋に転換されている監視所もあります。アメリカ合衆国では、ふつう国立公園局や森林局が所有し管理しています。こうしたものは、building=fire_lookout
でタグ付けできますが、emergency=fire_lookout
をタグ付けすべきではありません。現在の用途を示すためにはtourism=chalet
かtourism=wilderness_hut
を使い、わかるならばoperator=*
の情報を沿えてください。そこへ泊まる者にとって非常に大きな関心事になるので、electricity=*
の情報を追加することも検討してください。
現在使用されていない監視所のなかには、一般公衆に公開されているものもあります。これはaccess=yes
と、おそらくtourism=viewpoint
でタグ付けできます。一般の立入を禁止する掲示がある監視所にはaccess=no
でタグ付けすべきです。繰り返しになりますが、emergency=fire_lookout
は現役で火災監視に使われている構造物にのみ使用してください。
多くの(全てではありませんが)火災監視用構造物は塔になっています。つまり木材や金属でできた高い足場の上に建てられています。これはman_made=tower
とtower:type=observation
でタグ付けできます。もしわかれば、height=*
の追加を検討してください。たいていの監視所はbuilding:levels=1
であり、そのようにタグ付けすることが役立つでしょう。
歴史的建造物に指定されている監視所もあり、それはhistoric=building
でタグ付けできます。該当するWikipediaまたはWikidataへのリンクや、その他の関連する番号など(例、ref:nrhp=*
)を追加することを検討してください。もし可能なら、監視所の建造年をstart_date=*
でタグ付けしてください。
例
以下は、現実の火災監視所をどのようにタグ付けするのかの図解です。
場所 | 注記 | 推奨されるタグ付け |
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Mt. Harkness Fire Lookout, California, USA |
ラッセン火山国立公園で今も火災監視と振動観測に使われている。要員滞在時には公衆の立入りが可能。National Historic Lookout Registerに登録されている。 |
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Ute Mountain Fire Tower, Utah, USA |
1937年建造。ユタ州で上部に居住区がある唯一の火災監視所。1968年に定期運用を終えた。何度か改修されており、直近は2014年だった。現在は解説所として公衆に開かれている。 Ute Mountain Fire Towerは、木組みの足場の上に壁で囲まれて住める小屋があるので、建物でありかつ塔でもある。 |
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Hidden Lake Lookout, Washington, USA |
1932年建造(設立は1931年?)だが、すでに森林局職員は利用していない。早い者勝ちで公衆が宿泊できる。Friends of Hidden Lake Lookoutというボランティア団体が管理している。 注: この監視所は歴史的建造物(NRHP登録)でもあるが簡素化のためタグは省略している。 |
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Mount Lofty Fire Tower, Australia |
1980年建造。この塔は頂部に完全に囲まれた小さな部屋があるが、要員のための居住区はない。South Australian Country Fire Serviceが管理している。毎年12月1日から4月30日まで要員が配置されている。 この場所には居住区がないので、この建造物は建物としてではなく塔としてタグ付けするのがおそらく適切です。 |
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