Proposed Japan tagging/Road types 2/living street

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Japan_tagging/Road_types_2/living_street
Status: Abandoned (inactive)
Proposed by: yumean1119
Tagging: highway=living_street
Applies to:
Definition: Implies of Japan_tagging Road_types
Statistics:

Drafted on: 2019-03-03
RFC start: 2019-03-17

Proposal(提案内容)

この提案は、hayashiさんのProposed Japan tagging/Road typesへの追加提案として、現在のJapan_taggingで定義されていないliving_streetの扱いを定めようとするものです。living_streetのwikiページ、およびデフォルトのアクセス制限に記載されている内容を参考に記しています。表はhayashiさんのものをお借りしています。

Key Value Element Comment Example Useful combination よく併用されるタグ
highway living_street way The highway=living_street tag is used to tag living streets or other implementations of shared space. These type of roads have lower speed limits, and special traffic and parking rules compared to streets tagged using residential).

highway=living_streetは生活道路をタグ付けするのに使います。日本の法律では、Living Streetに該当する道路区分が定められていません。この提案では、以下の条件を満たす道路をliving_streetと定義します。

「徐行」表示Japan road sign 329-B.svgや、それに準ずる制限が示された道路であって、

  • 団地等の居住施設の敷地内通路
  • アーケード通りや商店街の通路(例:巣鴨の地蔵通り

のいずれかに該当するもの。ただし、現地調査による確認を必須とする。

noframe



Rationale(提案理由)

近年、歩車共存道路コミュニティ道路といった、生活道路において自動車の通行を抑制する考え方が日本でも生まれており、警察庁主導でゾーン30の取り組みが進められているほか、道路構造令第31条の2においても凸部、狭窄部及び屈曲部の設置について言及されています。また、以前からのスクールゾーンに加え、あんしん歩行エリアが警察庁・国土交通省によって制定されています。

この種の生活道路のタグ付け方針を定めることは、OpenStreetMapを自動車・自転車・歩行者を問わず道路を利用するすべての人に使いやすいものにするための第一歩として重要であると思われます。しかし、生活道路だからといって無秩序にhighway=living_streetを用いるのは適切ではありません。そこで、この提案ではhighway=living_streetを適用可能な道路の条件について定めるとともに、これに当てはまらない道路のタグ付けについての議論を深めようとするものです。


Examples(例)

hayashiさん提供の写真と表を転記しています。

living_streetを用いる例

項目 実例 推奨しようとする日本でのタグ付
団地内の通り 団地内の通り
団地内の通り

団地内の通り

highway=living_street

複数の棟で構成されている団地等の集合住宅内の通り

  • + 日本で「生活道路」といえばこのイメージ
  • - OSM本来(欧州)の'living_street'とは異なる
アーケード通り (求む画像)

車両の通行が許可されている'アーケード通り'

例:倉敷市の一番街

例に挙げた通りは、最高速度30km/h、午前7時30分から午後8時まで自動車の通行禁止です。(2019年3月17日現在はhighway=residential)


highway=living_street


  • 行頭に「+」がついている項目は 'living_street'化への推進要因
  • 行頭に「-」がついている項目は 'living_street'化への否定要因

アーケード通り補足

アーケード通りは、徐行標識がなくても主要な時間帯が歩行者専用になっている場合「徐行に準ずる」と判断しても良いかもしれません。

概ね「自動車の通行が週40時間以上100時間未満の間制限されている」ことをliving_streetとするための基準として提唱します。

週当たりの自動車通行制限時間 実例 推奨しようとする日本でのタグ付
40時間未満 倉敷市立東陽中学校前の通学路(午前7-9時のみ歩行者自転車道)

highway=residential

自動車の通行制限:週14時間

この道路は、並行して岡山県道165号線が走っているため、実態としては自転車・歩行者が中心の道路になっていますが、 自動車の通行が制限される時間は短いので、highway=living_streetには当たらないと考えられます。 (もちろん、highway=cyclewayにも該当しません。)

40時間以上100時間未満 倉敷市の一番街

highway=living_street

自動車の通行制限:週87.5時間

上の表に挙げたのと同じ道路です。商店街ではありますが、この道を通勤に利用する人も存在します。

100時間以上 倉敷市美観地区

highway=pedestrian

自動車の通行制限:週147時間

倉敷市の観光の中心地であり、自動車は午前4-7時を除いて通行できません。このような道路については、メインのタグをhighway=pedestrianにして自動車の通行可能な時間帯を付加するほうが良いと考えています。


living_streetを用いない例

項目 実例 推奨しようとする日本でのタグ付
スクールゾーン 横浜市のスクールゾーン

横浜市のスクールゾーン

  • 電柱の巻標識に「文」と示しているが特別な交通規制は一切ない

highway=unclassified

日本の法制度に「スクールゾーン」というものがある(交通安全対策基本法第二十四条)
「スクールゾーン」の表示方法は自治体によって異なる
実質的な規制は「交通規制」(速度制限、時間帯別自動車通行規制)で行われるが、場所ごとに異なる (全く規制がない場合もある)

ゾーン30 JP Roadsign Zone30.jpg

highway=unclassified

ゾーン30については、欧州におけるliving_streetとは質的に異なることから(Tagging-MLにおける議論)、highway=living_streetを用いないものとします。このような面的規制については、zone:maxspeedタグを用いることができます。

あんしん歩行エリア 画像求む

highway=unclassified

あんしん歩行エリアも、スクールゾーンやゾーン30と同様に、highway=unclassifiedhighway=residentialを基本としつつ、個別の速度制限や時間帯別自動車通行規制を追加してください。エリア全体をhighway=living_streetとすると、交通の実態にあわなくなってしまう可能性が高いです。

「生活道路」看板 RoadSign LivingRoad Matsuida.JPG

highway=*

「生活道路」の表示ですが、この看板に示されているとおり,traffic_calming=chicane または traffic_calming=choker を使って表現することができます。

Japan road sign 329-B.svg徐行の標識 道路の曲がり角付近、登り坂の頂上付近、勾配の急な下り坂

これらの区間は、道路交通法第42条の2により徐行義務が定められていますが、これをhighway=living_streetとすると、他の種別で表すべき道路の一部区間のみがliving_streetとなるため、ナビゲーションに重大な支障をもたらす恐れがあります。

Japan road sign 329-B.svg徐行の標識 工場や企業の敷地内の道路、大規模商業施設内の駐車場通路

highway=service

いわゆる「生活道路」のhighway=living_streetを用いないタグ付けについて

欧州を中心に以下のようなタグがすでに使用中です。

タグ 定義 説明
hazard オブジェクト上の危険(道路に限らない)を表します。 例えば、hazard=animal_crossingで動物飛び出し注意、hazard=school_zoneでスクールゾーンを表すことができます。これは2007年に提唱されてから議論のあまり進んでいないタグですが、taginfoによるとすでに約21000件の利用実績があります。
traffic_calming 交通の速度を落とすために使用される地物を記述します。 道路構造令にある「凸部、狭窄部及び屈曲部」というのはまさにこれです。それぞれtraffic_calming=bump, traffic_calming=choker, traffic_calming=chicaneに相当します。これは承認済みのタグで、使用例は全世界で約42万件。
zone:maxspeed 最高速度が規制されたゾーン内の道路を表します。 このタグは約84000件の使用実績があります。zone:maxspeed=国名コード:制限の種別として使います。例えばドイツのアウトバーンはzone:maxspeed=DE:motorway, イタリアのゾーン30はzone:maxspeed=IT:30です。国内でも横浜市の金沢八景駅周辺でzone:maxspeed=JP:30を設定している道路があることを確認しました。

最高速度や一方通行、右左折の制限、条件付き通行制限などを設定した上で、上記のタグを任意で使用すれば、国内のほとんどの「生活道路」を歩行者に安全な空間にできる気がしてきています。

また、hayashiさんはスクールゾーンをリレーションで表現する方法を彼のユーザーページで提唱しています。

更新履歴

2019/03/03 以前のページからliving_streetへの提案を独立させました。

2019/03/17 ページ内容を大幅に更新。「徐行」を軸にしました。Status=Proposedへの変更。

2019/03/31 アーケード通り補足の追加、投票開始の延期

今後の予定

2019/03/31予定だった投票開始を延期し、議論を2019/04/14まで延長します。この時点で結論が出ない場合は、再度14日間議論を延長します。⇒(2019/05/01追記) 議論および投票を無期限延期とします。

Comments(コメント)

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議論の無期限延期について

これまでの議論の結果、現時点ではhighway=living_streetにあたる道路を拙速に決めてしまうべきではなく、今後日本でコミュニティー道路や歩車共存道路の普及が法律で後押しされたときのために予約しておくのが適当であると考えたため、本議論を無期限延期とします。

MLで告知した投稿へのリンクはこちら。