JA:Tag:highway=stop

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highway = stop
説明
停止標識を示すために使います Show/edit corresponding data item.
グループ: 道路
適用できる要素
ノードに使用可能ウェイに使用不可能領域に使用不可能リレーションに使用不可能
よく併用されるタグ
関連項目
状態:事実上の標準

highway=stop タグは、停止標識、停止線の道路標示、またはその他の交通制御装置によって示される、車両が停止しなければならない道路沿いの地点をマッピングするために使用されます。車両は交差点に他の交通がない場合でも、進行前に完全に停止する必要があります(highway=give_way とは対照的)。これは継続的な停止要件であり、信号の特定の段階中のみではありません(highway=traffic_signals とは対照的)。

一般的な場面は2つあります。

  1. 方向によっては一時停止しなくてよい場合(非優先道路の一時停止
  2. 全方向が一時停止する必要がある場合(全方向一時停止)。十字路では 4-way stops と呼ばれています。

マッピング方法

一時停止標識のマッピングにおいては、様々な観点や提案があり、今のところ様々な方法のものが混在しています。スマートフォン安全アプリをサポートするために、脇道停止と全方向停止、優先合流、高速道路合流、制御されていない交差点を区別するのであれば、より一貫性を保つよう努めるべきです。

この記事の目的上、「停止線」とは運転者や自転車乗りが通常停止することが期待される地点を指します。地方の法律によっては、描かれた停止線がない場合、この地点は横断歩道の手前の端、停止標識が設置された場所の想像上の線、または交差点の手前の端である場合があります。

非優先道路の一時停止のタグ付け

Minor road stop

停止しなければならない進入道路上の停止地点に、 highway=stop を付与したノードを挿入してください。物理的な標識が存在するかどうかに関わらず、運転者は道を譲る(徐行する)必要があるかもしれませんが、その標識も入れたいのであれば、 traffic_sign=* タグを併用することができます。全方向一時停止が原則の国では、全方向一時停止と区別するために stop=minor も追加することもできます。

この脇道の highway=stop ノードは交差点にないため、停止線のみを示していることがわかります。停止しない道路アプローチには、競合地点の前に highway=stop ノードはありません。すべてのアプローチが停止するわけではないため、競合地点(道路が交差するノード)を highway=stop でタグ付けしないでください

進入道路上の停止線は単一の進行方向にのみ適用されるので、その方向は優先交差点までの距離が短い方を見つけることで推定できます。ただし、一部の停止標識は近接した交差点間の双方向道路にあるため、停止する進行方向を特定する必要があります。その場合には、highway=stopノードを含むウェイのOSM上の順方向/逆方向に対する一時停止する方向に関してdirection=forward あるいは direction=backwardを使用して対処することができます。

現在、Potlatch 2 エディターでセグメントの順方向を逆にすると、方向タグが壊れます。まだPotlatch 2を使用している場合は、direction=* タグを含むすべてのリレーションを修正するよう編集時に注意してください。JOSM(リリース11223以降)は方向依存ノードを持つ道路を逆にするときに警告を出し、反対の値を提案します。iD も現在これらの値を自動的に変更します。

方向

iDエディターでの停止方向

direction=* について、正しくマッピングする方法は以下の通りです:

まず知っておくべきことは、highway=stop を配置したい道路の方向です。

図では:道路方向は白い矢印で示され、道路の方向は左上から右下です。図は右側通行国を示しているため、車は白い線で停止します。

  • 左側の停止は direction=forward でマッピングされます。道路に沿って進むと停止交通標識が見え、停止する必要があるためです。
  • 右側の停止は direction=backward でマッピングされます。道路に沿って進む場合、交通標識を見るために後ろを振り返る必要があり、停止してはいけないためです。

優先合流点ノードのタグ付け

主要道路の優先合流点(一時停止するまたは譲る(give way)非優先道路が必要)では、交通の競合が発生し得る場所ではhighway=priorityのタグを付けて、優先ルールによって制御されている実際の競合ポイントを識別します。これは交通安全アプリや自動運転車に、脇道から現れる車が主要道路の合流点ノードで事故を起こすかもしれないということを気づかせてくれます。合流点にTagging the junction with highway=priorityタグを付けると、(近くの一時停止または譲れ標識で制御されている実際の優先交差点を識別することで)マップ上での方向に関する曖昧さを取り除く手助けとなります。

ウェイに対する優先道路のタグ付け

一時停止しない主要道路のウェイpriority_road=*を付けて、priority_road=designatedpriority_road=yes_unpostedのいずれかでさらに強調することもできます。designatedの値は何らかの優先道路(主要道路)を白い外周に黒枠が付いた、黄色のダイヤモンド型の標識で表わす国々で使われます。

全方向一時停止

全方向停止は、交差点ノードで highway=stop を使用して表示する必要があります。

これが全方向停止であることをさらに確認したい場合は、交差点の highway=stop ノードに stop=* を追加できます。ただし、脇道停止交差点のタグ付けも同じ区別を達成し、競合地点を横断する運転者に側道からの交通の出現に注意するよう警告します。

停止線 highway=stop ノードが交通標識でマークされていることを示したい場合は、物理的な標識、描かれた線、または私道などの暗示的な停止を示すために traffic_sign=* タグを使用してください。

全方向停止

点滅交差点制御ビーコンは、交差点ノード(各停止線ではなく)で traffic_signals=blinker または traffic_signals=stop としてタグ付けされます。

例外

アメリカの多くの地方道路では、StopExcept Right Turn は、交差点に接近する車両は左折または直進する場合は停止する必要があるが、右折する場合は停止してはいけないことを示します。[1] 通常、この標識は、ほとんどの交通が曲がることが予想される2車線道路間のT字路に設置されています。[2] これらの交差点をタグ付けするための複数の実験的アプローチがあります:

  • type=stop リレーション:ユーザーが停止する道路から ロール from、交差点ノードを経由して ロール via、停止を要求する方向の道路への ロール to。このアプローチは 以前の提案 を転用して強制停止をリレーションとしてマッピングしますが、回転制限 との類推により ロール to メンバーを使用します。[3]
  • 道路沿いの停止線のノードにタグ付けされた highway=stop except=right_turn[4]

以前のマッピング提案

なぜマッピングするのか?

安全性

米国では警察発表によれば年間700,000件近くの交通事故が一時停止標識のところで発生し、その1/3で死傷者が出ています。もし全ての一時停止ポイントをうまくマッピングできれば、カーナビや交通安全アプリが運転手に一時停止を警告できるでしょう。

英国では「一時停止(止まれ, halt)」標識を1960年代に廃止し、「譲れ(Give Way)」(Ireland/US: "Yield", highway=give_way)標識に置き換えました。一時停止標識は今では特別な許可を得た場合に特に事故の多い合流点でのみ使用されます。「譲れ」の採用により、事故の増加が止まりました。それ以来、実際のところ、英国の交通事故率は米国のそれを下回っています。

全方向一時停止の諸国では、運転手が通行している車が止まるだろうと勘違いして、その前に飛び出してしまうために「非優先道路の一時停止点」で事故をおこしてしまいます。このため、全方向一時停止は非優先道路の一時停止と区別して、交通安全アプリが運転手に別の道が「止まらない」ということを伝えられるようにする必要があります。

フランスやベルギーなどヨーロッパ大陸の右に譲れ(Give way to the right)の諸国でも、脇道から来る運転手が飛び出してくる問題を抱えています。結局、あらゆる非優先道路が一時停止または譲れでマークされ、新しい黄色のダイヤモンド標識priority_road=designatedが「優先道路」のラベルを案内しても、これは止まりません。そのため、もちろん、カーナビや交通安全アプリは優先道路と一時停止または譲れの対象である非優先道路を区別しなければなりません。

スマートフォンの交通安全アプリに対する一時停止ポイントのマッピングのゴールがあるとすれば、脇道から進入してくる運転手が減速し損ねた場合に主要道路上の運転手にアラートを上げること、一時停止や譲れの線に近づいても減速しない非優先道路の運転手に警告すること、あるいは単に、譲れポイントに近づくにつれ、巧妙な(条件反射的な)音を出すこと、といったものを含むでしょう。慎重な運転手はそのようなGPSアプリのサポートを歓迎するかもしれません。全自動運転車もまた、それぞれの合流点の優先ルールを曖昧さを排除して表現することで、便益を受けるかもしれません。

使いやすさ

人気の携帯ナビゲーションアプリケーションは、ルート沿いの停止標識をマップ上に注釈し、ユーザーが主要交差点と副次交差点を区別するのに役立ちます。一部のアプリケーションは、アメリカ英語の口語表現との一貫性のために、「3ブロック先で左折してください」のように、ブロック数として次の操作までの距離を測定します。これらの音声指示は、理想的には制御された交差点と制御されていない交差点の違い、つまりユーザーが交差点で停止標識や信号機に遭遇するかどうかを考慮します。

可能な誤タグ付け

このタグが使われている場所をご存知であれば、他のタグに置き換えられないか確認してください。
どのような結果になるか本当に理解していない限り、自動編集はできるだけ行わないでください!
このタグが使われている場所をご存知であれば、他のタグに置き換えられないか確認してください。
どのような結果になるか本当に理解していない限り、自動編集はできるだけ行わないでください!

関連項目

  • highway=give_way - 徐行(譲歩)標識やマーキングをマークするために使用
  • priority_road=* - 交差点で徐行標識が警告する可能性のある優先道路をタグ付けするため