JA:Tag:natural=shrubbery
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説明 |
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人間によって積極的に手入れや剪定が行われる低木のエリア。植え込み。 ![]() |
グループ: 自然 |
適用できる要素 |
よく併用されるタグ |
関連項目 |
状態:使用中![]() |
ツール |
natural=shrubbery
のタグは、手入れや剪定をして維持している低木の植え込みのエリアに使用します。
植え込みは装飾的に利用したり、道路やレクリエーションエリアの境界として作られます。
植え込みは人間の手によって植えられ維持されることもありますが、手入れがなされず放置されることもあります(以下の例を参照)。
これは、人間の介入がない自然の低木のエリアを意図した natural=scrub
と対照的です。
このタグはnatural=shrubbery
のタグと natural=scrub
の拡張として、2度提案されました。しかし、さまざまな理由で却下されました。しかし、手入れされた茂みを地図に描くための natural=scrub
の代替として、その使用は自然に増え続けています。提案の概要は、さまざまな立場の詳細な説明が書かれており、このトピックに関して単一の提案が成功する可能性は低い理由を示しています。
マッピング方法
エリア を描いて
natural=shrubbery
でタグ付けします。
追加のタグはオプションです。natural=shrubbery
のタグはエリアで定義されているので、area=yes
のタグは追加不要です。
現在は標準タイルレイヤーではレンダリングされないため、植え込みと自然の低木の両方に natural=scrub
を使用することを好む人もいます。詳細は natural=scrub
のwikiを参照して下さい。
その他のOSMベースの地図でレンダリングをサポートしているものは レンダリング の項を参照して下さい。
このタグを使用しない例
- 野生の未開発の低木地帯には、
natural=scrub
のタグを使用してください。もし低木地帯のいくつかの茂った枝が、例えば道路にはみ出さないように時々剪定する場合でも、natural=scrub
のタグを使用してください。 - 個々の低木には、ノード
に
natural=scrub
のタグを使用してください。 ヒース は
natural=heath
という別のタグがあります。下に例があります。- 草や木ではない植物については、
landuse=flowerbed
、landuse=grass
、natural=grassland
などのタグを使用して下さい。 - 新しく植えたばかりの木々には
natural=wood
またはlanduse=forest
を使用して下さい。 - 狭くてエリアではマッピングできない線状の植え込みには
barrier=hedge
を使用して下さい。
追加のタグ
natural=shrubbery
でタグ付けしたものに以下のような詳細なタグを追加できます。
密度
natural=shrubbery
は highway=*
がその中を通るようにマッピングされない限りは、ほとんどの場合その中を通れないものと見なすべきです(例えば芝生とは違います)。これらのエリアの木の密度をマッピングすることは、いくつかの目的に役立ちます。オリエンテーリングで地図を使う際にこの詳細な情報は有益です。またレンダラーによって強調表示されることがあります。密度が shrubbery:density=dense
(密) の場合は natural=shrubbery
が生垣として機能することを示します。
以下の説明は大まかな一般的な分類のための目安に過ぎないことに注意してください。マッパーは、密度を把握するために低木を突き破ってはいけません。
値 | 定義 |
---|---|
sparse (まばら)
|
人が木々の間を通り抜けられそうなほどまばらに低木が植えられた状態 |
medium (中間)
|
中間の密度の低木。人がその間を通り抜けられるかもしれないが、傷ついたり服が汚れる可能性がある状態 |
dense (密)
|
木々が密に植えられて、その間を通り抜けられない状態 |
木の種類と葉の形状
植え込みは natural=scrub
と同様にgenus=*
、species=*
、leaf_type=*
といった通常の樹木のタグを追加できます。
height=*
は植え込みにも追加できます。特に障害物として機能する生垣に役立つことがあります。
装飾的な剪定をされた樹木はshrubbery:shape=*
タグでその形を表すことができます。箱形の生垣の場合はshrubbery:shape=box
となりますが、どんな形状も表現できます(例: shrubbery:shape=dragon
や shrubbery:shape=spiral
)。
生垣
natural=shrubbery
の前に生垣(障害物となる密な植え込み)のタグ付けはbarrier=hedge
+area=yes
が使われていました。
この使い方は論争の的となるので[1]、植え込みの密度を表現するためにshrubbery:density=*
のタグが作られました。
natural=shrubbery
とshrubbery:density=dense
、height=*
のタグの組み合わせで生垣の代替として使用できます。
線状の生垣には barrier=hedge
を使用して下さい。
例
以下に natural=shrubbery
の例を示します。
次は植え込みではないものの例です。
JOSMでの編集
JOSMでは natural=shrubbery
はデフォルトで緑色で表示されます。必要に応じて、Map Paint StyleでGreenery detailsを使用して、shrubbery:density=*
およびheight=*
タグの値も視覚化できます。

natural=shrubbery
のshrubbery:density=dense
のエリアは適切なパターンで描画されます。2023年以降JOSMに natural=shrubbery
のプリセットが追加されました。

natural=shrubbery
; shrubbery:density=dense
is selected.レンダリング
このタグはいくつかの地図では描画されます。
- Tracestrack Topo https://www.openstreetmap.org/#layers=P
- OpenMapTiles[3]
- Organic Maps[4].
- Osmand
- JOSMのプリセット。上記参照
- Vespucciのプリセット
サポートされないもの:
- OSM Carto: 2022/6の追加の提案は 却下されました
- iDのプリセット: open issue
関連項目
脚注
タグ付けの間違いの可能性のあるもの
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