JA:多国語の名称

From OpenStreetMap Wiki
(Redirected from JA:Multilingual names)
Jump to navigation Jump to search


Logo. 地物 : 多国語の名称
One example for 地物 : 多国語の名称
説明
言語接尾辞と一緒に使われるキーやタグです
タグ

多国語の名称を扱う際に、地物に言語ごとに異なる名称がある、様々な状況があります。こういったことは、世界の主要な都市の名称では良くあることです。地域によっては、地名や通りに全地域の言語の名称があります。また、特定の言語で地図をレンダリングしたい場合もあります(JA:地図の多国語化)。

JA:名称#Localization は、言語コードが付いた name キーの使い方を説明した、基本のドキュメントです。name:code=*codeISO 639-1 alpha2 コード(第2列)を小文字で、または ISO 639-1 コードがない場合は ISO 639-2 コードを小文字で設定する方法が一般に受け入れられているようです。

課題

  • 言語指定のない name=* タグに何を書くべきか(異論がない場合は地域での名称)、 name タグがどの言語で書かれているのかをどのように指定するのか。
  • 翻字をどのように記述するのか。標準化された翻字コードのリストがあります。ただし特例を除き、翻訳は回避すべきとされています。
  • 代替手段としてローカルのタグには国際標準の BCP 47(ならびにその関連の IANA レジストリ)を参照する必要があり、すると拡張子に選択的に「地域化サブタグ」locale subtags を半角ハイフン記号(「-」)で区切って、基本の言語コードに追加できます。地域語にあてる3文字の "extlang" コード(ISO 639-3より廃止)、標準の4文字ISO 15924 スクリプトコード、2-letter ISO 3166-1 標準の1文字の地域コード、あるいは国際地域に対する3ケタのUN M.49 地域コードを使います。通常は地域コードの採用をなるべく避け(多くの場合はスクリプトコードの使用が望ましい)、あるいはスクリプトコード単体では特定ができず複数の翻字システムが競合する場合には、翻字システムを明記するほうがよいです。各種の翻字システムに対応する標準化コードはユニコード CLDR データに示され、そこにはBCP 47 対応の独自の地域化サブタグの拡張子が記述してあります。BCP 47 標準はまた(安定性に問題のあるISO 639 を代替し)W3C ウェブ標準すべて(HTML、CSS、SVG、XML……)および多言語化ライブラリの多く、さらにプログラム言語(標準ライブラリもしくは ICU を添えたC、C++、Java、Javascript その他)で、規範的に参照および使用されます。
  • ウィキペディア(もしくはウィキデータが収集するウィキペディアの記事の言語コード)で採用するウィキ間リンク用の言語コードも、BCP 47 標準ロケール・タグに該当しないものは使いません。それぞれウィキペディアの言語版の相違を示す目的のみに採用され、現実にはそれぞれさまざまなサブドメイン名に関連づけてあったり(BCP 47 地域化タグの使用に限定せずあらゆる「用語」が適用可なため)、あるいはウィキペディアの固有の拡張子限定で採用されているからです。その種の非準拠コードの大部分は次第に廃止される方向で、ウィキメディアのプロジェクト群で置き換えが進んでいます。具体的には「簡易英語」(「en」に集約)、「sr-ec」(「sr-cyrl」を使用)が該当しますが、その他にも対応づけに誤りがあり、ほんとうは別の言語を示すはずのコードも存在します(たとえばウィキペディアは「nrm」をノルマン語に誤用。)これらの汚染された間違いを OSM データに直接インポートすることは禁じられています。対策として、それらのコードは BCP 47 準拠の言語コードに置換(もしくは BCP 47 が規定する "private use" 拡張子のサブタグを添え、たとえば標準英語とどうしても差別化が必要な場合には "en-simple" ではなく "en-x-simple" と記述)します。
    注記:BCP 47 地域化サブタグは大文字小文字を識別しませんし(いちおう大・小文字の区別は推奨されていますが)、OSM データではタグにキー "name:code" キーを添えなければなりません。code とは BCP 47 標準に準拠した完全な地域化タグを好きな形で記述し(ただし IANA レジストリに定義された別名は除外し廃止済みもしくは置換済みのタグやサブタグも同様)、あくまでも表記は小文字とします(スクリプトや地域に用いる地域化サブタグも対象)。
    コードの大文字表記は、接頭辞もしくは接尾辞で地域固有のタグの命名に限定します(使用言語とは独立して使用されるもの)。この場合、できるだけ ISO 3166 コードを適用します。

このページでは、いくつかの国ごとの情報を、主に main タグで使われている言語に関して紹介します。事例については、 Exonyms を参照してください。(訳注:ウィキペディアの「外名」も参照。)

オーストラリア

一般にはname:aus=*タグを使ってください。ausオーストラリアの先住民族の言語全般に割り当てた ISO639-2 コードです。もし詳細にどの民族語か示す場合には適切な接尾辞を選びます(たとえば name:xwj=* はワジュク (Whadjuk) というパース近郊に暮らす人たちが使うニュンガル語の方言 (Noongar)、あるいはニュンガル語一般であれば name:nys=* をあてます)。一般に通用する地名がそもそも先住民族語であったとしても、これらのタグを記しておくと、先住民族語版のOSM地図を制作するチャンスが活かせます。

バングラデシュ

OpenStreetMap のほとんどの国では、name=* タグに公用語を使用し、英語名には name:en=* タグで追加する可能性がありますが、バングラデシュの現在の標準として以下のように反転します。 バングラ語 (বাংলা) の名前に name:bd=* タグを使用し、英語名を持つ場合に、name=* タグで英語名を追加します。

この方法は現在議論中で、将来変更される可能性があります。 自分の判断による再タグ付けは行わないようにしてください。

名前を追加する際には、以下のように実際の道路標識、地名板、店舗の看板などを参照するのがベストです。

  • バングラ語の名前しかない場合、name=* にバングラ語の名前をセットし、name:bd=* に同じ名前を追加して構いません。
  • 英語の名前しかない場合、name=* に英語の名前をセットし、name:en=* に同じ名前を追加して構いません。
  • 両方の言語がある場合、name=* に英語の名前をセットし、追加で name:en=* に英語の名前、name:bd=* にベンガル語の名前を追加して構いません。

すでに name=* タグにベンガル語か英語でセットされている場合、(間違っている場合を除き) 変更しないでください。また、適切な name:en=*name:bd=* を追加してください。これは将来のタグ付け方法を議論している間に編集合戦を避けるためです。

バーレーン

バーレーンの (街路標識を含む) 標識は、アラビア語と英語で記載されています。タグは以下のようにしてください。
name=شارع القاهرة (アラビア語)
name:en=Cairo Street (英語)

name=طارق 25 (アラビア語)
name:en=Road 25 (英語)

ベラルーシ

ベラルーシには2つの公用語(ベラルーシ語とロシア語)があり、ベラルーシ語には2種類(伝統と公式)があります。ロシア語がより広く使われていますので、 name=* タグにはわかる限りロシア語を使うようにコミュニティで決められています。ロシア語の名前は、 name:ru=* タグにも設定します。公式ベラルーシ語は name:be=* に、伝統ベラルーシ語は任意で name:be-tarask=* に、 int_name=* には name:be=* を音訳したものを使用してください。

ベルギー

ベルギーには公用語が3つあります(オランダ語、フランス語、ドイツ語)。オランダ語はフランドル地方で話し、フランス語はワロニアで、ドイツ語は東部の日常言語です。ブリュッセルではフランス語とオランダ語の完全な2言語公用を実施、ブリュッセル周辺の町村でも、道路標識は2言語で表示します。

ブリュッセル

ブリュッセルは2言語公用を徹底し、議会の議事も2言語で進行すれば、どちらかの言語を優先するとこも許されません。そのため道路標識も片面は1行目をオランダ語に、反対面はフランス語表記を1行目にする工夫を強いられています。

この法規を反映するため、OSM では「命名順」ルールを適用します。OSM でname=* タグを用いると、フランス語とオランダ語両方の名称を記入することになり、あいだを半角スペースで区切ります(例=name=Rue du Marché aux Poulets - Kiekenmarkt)。また先にどちらの言語で記述するかは、最初に地物を登録した利用者が決めてよいのです(後から語順を入れ替える行為は荒らしです。)地物を2言語で表記した横にタグのname:fr=*name:nl=* を書くと、特定の言語にしぼって検索をかけるなどの使い方ができるようになります。

名前タグと同じように住所タグも2言語併記します。ブリュッセルの住所は必ず次のタグを使ってください。

  • addr:street=*: 街路名は地物としての街路と同じ順序で言語を記述します(最初に地物を登録したユーザーが決めた順序を守ります 。住所の登録者には決めることができません。)
  • addr:street:fr=*: フランス語表記の住所で、地物の街路名タグname:fr=* と同じ。
  • addr:street:nl=*: オランダ語表記の住所で、地物の街路名タグ name:nl=* と同じ。

言語施設

2言語表記を徹底するブリュッセルに次いで、 言語施設を置く自治体があります(地図をご参照ください。)

これらの自治体ごとに決めた公用語で行政は運営されますが、少数言語話者から請求がある場合はその言語でサービスを提供するよう決まっています。つまり街路名にはすべて公式の翻訳が決めてあり、一般にその翻訳も標識に併記されています。ただしブリュッセルと異なり、言語間の違いを認めています。

言語施設を置く自治体は地名の翻訳を用意し、タグは(どの言語施設を置くかに合わせて)name:nl=*name:fr=*name:de=*の中から選びますが、まだname=* タグに割り当てる内容は未定です。暫定的にブリュッセルと接する自治体ではブリュッセル方式を採用し(名前タグは2言語で表記)、その他の自治体では名前タグをほぼ1言語のみで表記する傾向があります。

name:left=*name:right=* の併用

ベルギーの自治体境界は道路を使う場合が多いことから、隣接する自治体が1本の道をそれぞれ別の名前で呼び、道路の両側で住所表記が異なる結果となります。そこで 道のどちら側か示すタグaddr:left=*addr:right=*を併用します。

ところが同じ道路を挟んだ自治体の片方でも公用語が2言語もしくは言語施設を置く場合などは、複雑になります。ベルギーのコミュニティではタグの使い方に工夫して、name:right:fr=* のように右左の指定に言語を組み合わせました。注意点は name:fr=* タグが必ず使えるかどうかは不定で、道の片側のみ地方語の地名があることを想定して、name:left=*name:right=* のタグが用意されています。

例 ドイツ語とフランス語 (way Komenstraat - Chemin des Quatre Rois):

  • ドイツ語とフランス語

name=Komenstraat - Chemin des Quatre Rois (フォーマットには議論があるため言語施設の項目を参照してください。)

  • 右がドイツ語 name:right=Komenstraat
  • 左がフランス語 name:left=Chemin des Quatre Rois (フォーマットには議論があるため言語施設の項目を参照してください。)
  • 左がフランス語 name:left:fr=Chemin des Quatre Rois
  • 左がオランダ語 name:left:nl=Vier Koningenweg


非公認語、地方語

公用語に並べて、その翻訳という扱いで特定の地方語を並べることができます。

ワロニアの場合、"name" は公用語のフランス語、それにワロン語の名前を添えるには "name:wa" を使います。たとえばリェージュの街の場合です。

name=Liège
name:wa=Lîdje

ウェストフランドル州の場合、name:vls=* を使い西フラマン語を表記します。ただし地方語のつづりはvls.wikipedia.org の規約を守ってください。

name=Dadizele
name:vls=Deisel

ブルガリア

ブルガリアの公用語はブルガリア語でキリル文字で書きます。

ブルガリアの道路標識その他はブルガリア語(キリル文字)で表示され、通常は法律にしたがいローマ字表記を添えてあります。

  • 地物の用語は次のとおりです。 планина (山)、равнина (平野)、низина (谷)、плато (台地)、град (都市)、село (村)、река (河川)、езеро (湖水)、залив (湾) その他、地名の一部に組み込まれた場合は以下のようにローマ字に翻字します。

Стара планина Stara planina
Атанасовско езеро Atanasovsko ezero

  • 地名の一部ではない場合、翻訳します。 (次のサンプルは英語で示します):

Нос Емине Cape Emine

  • 同様に、東西南北を示す言葉が地名の一部であれば、ローマ字に翻字します。対象は"северен" (北)、"южен" (南)、"източен" (東)、"западен" (西)、"централен" (中央) など。

Централен Балкан Tsentralen Balkan
София-юг Sofia-yug
Перник-север Pernik-sever

サンプル:

  • name=: ブルガリア語の地名 (бул. Източен)
  • int_name=: ローマ字表記 (bul. Iztochen)
  • name:en= (オプション、この場合は英語名): Iztochen Blvd.

中国

中国の多くの名称は漢字(訳注:簡体字)で書かれていますが、英語とピンインの名称も外国人には便利です。

ピンインには声調をつけてください。声調がないと、英語名と変わらないからです。

自治区(省、県、郡単位)内の名称はその地域の言語かアルファベット表記のどちらかを書いて下さい。

標準的な項目をすべて書くと以下のようになります。
name=<中国語>
name:zh=<中国語>
name:en=<英語>
name:zh_pinyin=<中国語のピンイン(声調あり)>

例:

name=朝阳公园南路
name:zh=朝阳公园南路
name:en=Chaoyang Park South Road
name:zh_pinyin=Cháoyánggōngyuán Nánlù

なお、 zh_pinyin は、標準的な言語コードではありません (ピンインは言語ではなく、ローマ字で記述するためのシステムなので)。もし、もっと一貫性のある方法が開発されれば、 zh_pinyin は他のものに置き換えられる可能性があります。

言語に対応するISO 639-1 もしくは ISO 639-2 のコードがある場合には、同様のテンプレートname:codeを使って地方語の名称を添えることが可能です。(例えば、チベット語は'bo'、ウイグル語は'ug'など)。

場所の名称も同様の慣例に従いますが、以下の点が異なります。中国語の名称の末尾の市、镇、省、县は中国語表記には使いますが、英語表記にはこれらを訳しません。

例:

place=city
name=自贡市
name:en=Zigong
name:zh=自贡市
name:zh_pinyin=Zìgòng Shì

place=town
name=淅川县
name:en=Xichuan
name:zh=淅川县
name:zh_pinyin=Xīchuān Xiàn

(ピンインの標準言語コードには name:zh-Latn-pinyin=*が使えます。)

クロアチア

name=* タグは全てクロアチア語で書くべきです。二ヶ国語の土地も例外ではありません。イタリア語の名前は、 name:it=* タグで書きます。セルビア語は name:sr=* タグで書きます。

これは、次のメーリングリストの投票で決定されました。https://lists.openstreetmap.org/pipermail/talk-hr/2013-May/001815.html

エチオピア

90以上の言語が認識されているエチオピアでは、OSM のタグ付けが困難な場合があります。国の公用語はアムハラ語 name:am=* で、高校や大学の指導言語は英語 name:en=* です。 国内の地域 (州) はその地域の公用語も採用しています。 一般的に各地域の公式・非公式の標識には、2つ以上の文字で記載されています。地域語をローマ字表記したものと、アムハラ文字表記したものです。アムハラ語から英語への翻訳は、英語に存在しない音があるため一様ではありません。

OSMのタグは以下の規約を使用してください。

フィンランド

いくつかの 街/場所/通りは、フィンランド語とスウェーデン語の名称を持っています。nameタグは、一般的に利用している言語(多くの場合はフィンランド語で、地方自治体が主にスウェーデン語を利用している場合にはスウェーデン語)で記述し、name:finame:svをその他の言語のものに付与してください。

サーミ語には北部に地方語が3つあります。北部サーミ語イナリ・サーミ語スコルト・サーミ語で、公用語とする自治体は次のとおりです。エノンテキオ(Enontekiö)、ウツヨキ(Utsjoki)、イナリ (Inari)、ソダンキュラ(Sodankylä)。ISO 639-1 コードがあるのは 北部サーミ語 (name:se) だけです。ISO 639-2 コードなら、 name キーを使って3つの地方語をそれぞれ北部サーミ語 (name:sme) 、イナリ・サーミ語 (name:smn)、スコルト・サーミ語 (name:sms)と記します。

より詳しい情報については、WikiProject Finland ページを参照してください。

フランス

カタロニア語とフランス語の二か国語で書かれた、Perpignan の道路標識

フランスにはフランス語のほかに、地域の言語が数多くあります。いずれも国語としては認識されていませんが、地方・地域の人たちが限定的に対応しています(学校や大学も含む)。二か国語の道路標識もあります。言語コードの例は以下の通りです。

  • name=* 既定の地域の名称、二か国語の場合もあります
  • name:fr=* フランス語で法的に規定された名称 (以下の地方言語からフランス語に対応させるため必要。指定しないとフランス語以外の言語に代替えしてしまうからです。たとえばアルザス語がドイツ語に、あるいは西フラマン語がオランダ語に、またはカタルーニャ語バスク語がスペイン語に置き換わるのを防ぎます。)
  • name:br=*br ブルトン語対応; 専門のプロジェクトがフランス語で展開中です name:br=*
  • name:ca=* ca カタルーニャ語
  • name:co=* co コルシカ語
  • name:frp=* frp アルピタン語 (別称としてフランコ・プロヴァンス語、フランコ・プロヴァンサル語 Franco-Provençal)
  • name:gcf=* gcf グアダルーペの混成語 (クリオール)
  • name:gsw=* gsw アルザス語、フランス語系のアレマン語 (ご注意:コードgsw はアレマン語系のスイスあるいはドイツ・南バーデンの地方言語にも適用。)
  • name:oc=* oc オック語 (オーヴェルニュ方言、プロヴァンサル語を含む)
  • name:ty=* ty タヒチ語(フランス領ポリネシア)
  • name:eu=* eu バスク語(ガスコーニュ語を含む)
  • name:vls=* vls 西フラマン語

ブルターニュとノルマンディーにはそれぞれの地方言語「ガロ語」「ノルマン語」があるものの独自のISO 639 コードの配分はない (BCP 47 タグで「便宜的に」言語データ収集の目的に限定して非公認拡張子を付け "fr-x-gallo"、"fr-x-norman" を充当できないわけではないが、公的文書でサブタグの割り当てが規定されるまでは相互運用的な適用外)。

ドイツ

ブランデンブルク州とザクセン州にはソルブ語を公用語のひとつに指定する地方自治体が70件あります。市町村には公式に (!) ドイツ語とソルブ語の名前があり、以下の規準によりタグ付けします。

低地ソルブ語 [ブランデンブルク州]:

  • name=* : ドイツ語 - ソルブ語で併記。
  • name:de=* : ドイツ語の名前
  • name:dsb=* : 低地ソルブ語の名前

高地ソルブ語 [ザクセン州]:

  • name=* : ドイツ語 - ソルブ語で併記。
  • name:de=* : ドイツ語の名前
  • name:hsb=* : 高地ソルブ語の名前

ウィキペディアにあるソルブ語の地名:

ギリシャ

ギリシャの公用語は現代ギリシャ語です。

  • ギリシャの道路標識その他は現代ギリシャ語で表示され、通常は ISO 843:1999 を使いローマ字に翻字します (ELOT 743 と同じ)
  • ウェイの名前はギリシャ語の属格で表記します。属格とは日本語や英語の文法にない要素です (一般にものの所有者を示し、この場合はウェイつまり細道/通り/広場その他の名前の由来のこと)。地名そのものはこれとは異なります (地名は名詞格)。
  • "Οδός" はギリシャ語で "street" と "road" を意味し、ローマ字表記は "Odos" です。この言葉は道路標識では普通に見られますが、話し言葉でも検索用語でもほぼ使われることはなく、実用されるのは "avenue" ("λεωφόρος") です。
  • "Λεωφόρος" はギリシャ語で "avenue" ローマ字表記は "Leoforos"。
  • 地名が複数語で構成される場合、たとえば Eleftheriou Venizelou Avenue (Λεωφόρος Ελευθερίου Βενιζέλου) の場合には、1番目と2番目の単語の場所は変わらりません。ただし旅行ガイドなどの索引では探しやすくするため、語順を入れ替える場合があります。そこで、"Λεωφόρος Δημοκρατίας" ("Δημοκρατία" にちなんで意味はデモクラシー通り "Democracy Avenue") のローマ字翻字は "Leoforos Dimokratias" になります。あるいは翻字ではなく "λεωφόρος" の部分を翻訳し、デモクラティア通り "Dimokratia Avenue" とも呼べます。ところで、"Dimokratia" (名詞) が "Leoforos" の後に来ると変化して "Dimokratias" (末尾に属格の "s" 付き) になりますが、それを "Avenue" の前に置くと変化しないため、迷いが生じます。アベニュー (通り) "Avenue" という概念はローマ字表記するか翻訳するか? 翻訳するなら Name タグは名詞か属格か? 翻訳とはそれぞれの訳語の文法にしばられるし、ローマ字表記ならぞの影響はありません。そこで、int_name にはローマ字翻字、name_en などには翻訳を当てることを妥当とします。
  • すると "Λεωφόρος Δημοκρατίας" ("Δημοκρατία" より後、つまり意味は「デモクラシー通り」 "Democracy Avenue") の翻字は "Leoforos Dimokratias" となり、"λεωφόρος" を翻訳するなら、"Dimokratia Avenue", と欧文なら表記が変わります。留意点は "Dimokratia" (主格) が "Leoforos" の後に来て "Dimokratias" となると ("s" が付くと属格)、 remains nominative before "Avenue", の前のままなら主格のままとなり矛盾します。では "Avenue" は翻訳するか翻字が正しいか? 翻訳するときは、「通り」の名前は主格か属格か? そもそも翻訳するとその言語固有の言葉になるけれど、翻字なら音を引き写すだけです。すると int_name には翻字、 maybe translation for name_en には翻訳がふさわしいのかもしれません。

結論として命名の規約のまとめ (例: Οδός Σταδίου と Λεωφόρος Ελευθερίου Βενιζέλου の関係、あるいは一般に通用するのは Λεωφόρος Πανεπιστημίου でもある):

  • name=* および (オプションとして) ギリシャ語地名 name:el=* ("Οδός" を省略)、たとえば Σταδίου、Λεωφόρος Ελευθερίου Βενιζέλου。
  • int_name=* はローマ字翻字 (属格を残す)、たとえば Stadiou、Leoforos Εleftheriou Venizelou
  • name:en=* (オプション): ローマ字翻字した地名 (接尾辞としてStreet や Avenue その他が付く)、たとえばStadio Street、Eleftherios Venizelos Avenue。1件目のサンプルは間違っているように見えますが、int_name タグが使えて name:en=*, と結果が同じなら、わざわざ後者を使う必要はあるでしょうか?
  • old_name=* (オプション): 古代ギリシャ語の地名、たとえば空欄で Λεωφόρος Πανεπιστημίου

ギリシャ語の翻字と音転写の関連項目:

ハイチ

ハイチの公用語は、フランス語とハイチ語(Hitian Creole)の2つです。ですが、通りの名前は通常フランス語のみで書かれています。 name=* には両方の言語で書きます。 (ハイチ語の後にフランス語を続ける)
name:ht=* ハイチのクレオール言語

name:fr=* フランス語地名


例:

name=Okay Les Cayes
name:ht=Okay
name:fr=Les Cayes

香港

香港では「一国二制度」のもと、中国の政治的特区のひとつとして中国語と英語を公用語に定めています。そのため地物は中国語と英語の両方の名称をあて、2言語のタグ付け (中国語 zh と英語 en) は以下の慣例に従います。
name=* は中英2言語で表示する (繁体中国語が先で英語が後)
name:zh=* 繁体中国語のみ
name:en=* 英語のみ

例として中環のコノートロード・セントラル Connaught Road Central (干諾道中) のタグを示します。
name=干諾道中 Connaught Road Central (留意点は中国語と英語の間を、半角スペースで区切ること。)
name:zh=干諾道中
name:en=Connaught Road Central

インド

インドは多言語を用いるため、詳細は言語ごとの表記(India#Naming in different scripts and languages) をご参照ください。

イラン

name=* および full_name:fa=* をペルシャ語の通り名に、 name:en=* を英語の通り名に使用しています。詳しくは Iran/Tagging rules#Naming を参照してください。

アイルランド (共和国)

公式には、すべての道路標識はアイルランド語と英語のバイリンガルです。ただしゲールタハトの名称は除きます(住人の多数がアイルランド語を第一言語としている地域)。その場合は、標識はアイルランド語のみでなくてはなりません

ごくまれにゲールタハト以外の土地でも、英語の旧称がアイルランド語の名称に替わっている場合があり、(Portlaoise / Port Laoise(英名メアリーボロー)やDunleary/Dún Laoghaire(同じくキングスタウン)がその例です。あるいは標識は異なる名称を示すのに、英語の名称が生き残っている例が(過去も現状も)あります。(たとえばKells / Ceanannas、Bagenalstown / Muine Bheag、Charleville / Rath Luirc / An Rathなど。)そのような場所でタグを適切に付けるには、地元の人に尋ねるしかありません。

最も安全なタグ付の方法は、一般的に英名を主な名称として設定し、アイルランド語名をname:ga=*タグで付与することです。ひとつの名称のみが提供されている場合で、その名称がアイルランド語に見えるが地元の知恵を取材できない場合には、それを主な名称とします。

ゲールタハト地域では、アイルランド語名を主な名称として設定し、もしわかるのなら英名をタグname:en=*で付与するのが最善でしょう。ただし、この単純で大まかなルールは、以下のような場合にはうまくいきません。ゲールタハトの土地で英語の地名が普及している場合、あるいはその土地の多くの人が利用するアイルランド語の名称と、公式に記録された名称とが異なる場合です。ゲールタハトでもDingleではほとんどの人が英語を話しており、アイルランド語地名はDaingean Uí Chúis / An Daingean と併記が正しいのに、公的な地名は An Daingean と決めてあります。

イタリア

フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州

この州にはフリウリ語で地形 (河川や山岳ほか) を表す地名がたくさんあります。これらには地方語のサブキーを添えたタグ name:fur=* を付けます。フリウリ語を話す地域は村によって道路にイタリア語とフリウリ語の両方が使われており、両方ともタグで示してください。また地名に複数の地方語のパターンがある場合、その地域の地方語のタグは loc_name=* を使います。標準フリウリ語の地名総覧は、こちらを参照してください。またフリウリ語の地名の記述を検索できるシステムは、こちらです。

いくつかの地物には、前述の言語のほかドイツ語と/あるいはスロベニア語の名前があり、実情に合わせてタグ付けします。ドイツ語には name:de=*、スロベニア語には name:sl=* のタグ付けをしてください。

アルト・アディジェ特別州、南ティロル

南ティロルの言語分布。自治体単位の最大話者グループ (2001年)

ドイツ語とイタリア語の2言語を公用語とする南ティロルですが、東部の自治体にはラディン語を第3の公用語とするところがあります。言語分布の統計 (Wikipedia 英語版) も参照してください。どの町にも最低2件あるいは3件もの公式名があるものの、道路名はおおむね2言語表示です。

そこで都市や道路、POI (見どころほか) の名称には、現地で使う名称を反映するため言語別のタグを付けます。イタリア語 name:it=*、ドイツ語 name:de=*、ラディン語 name:lld=* とタグを使い分けます。この地方では不文律ですが、一般的な名前タグのカッコ内右側を使い、縦棒2本 (||) に続けて複数言語を半角ダッシュ (-) で区切って書く方法が定着しています。順番は地元で広く使う方、つまりその地域の地方語の名前が先、もうひとつの公用語が後です。ボルツァーノはイタリア語圏のため "Bolzano - Bozen" (イタリア語→ドイツ語)、ブリクセンはドイツ語圏のため "Brixen - Bressanone" (ドイツ語→イタリア語) と記述します。

例:

name=Bolzano - Bozen 2言語併記
name:de=Bozen ドイツ語
name:it=Bolzano イタリア語

name=Brixen - Bressanone 2言語併記
name:de=Brixen ドイツ語
name:it=Bressanone イタリア語

name=Urtijëi ラディン語 (あるいは name=Urtijëi - St. Ulrich - Ortisei) 2言語
name:de=St. Ulrich ドイツ語
name:it=Ortisei イタリア語
name:lld=Urtijëi ラディン語

サルデーニャ州 (サルディニア州)

サルデーニャ州の言語分布

サルデーニャ州 (イタリア語版) ではイタリアの法令 482/1999 によって、サルデーニャ語とカタルーニャ語の地名を保護しており、イタリア語と同等の公用語として扱います。そこでサルデーニャ語 name:sc=*、カタルーニャ語 name:ca=* のタグを使い、イタリア語タグを併用します。サルデーニャ州の地名総覧は こちら。また地方語はコルシカ語も使われており、サッサリ語とガッルーラ語) の2種類にまとめて name:co=* を適用します。リグリア語はタバルチーノ語とも呼び、使うタグは name:lij=* です。

場所や地形 (河川や山岳など) には地方語の名前があります。村によっては道路に2言語の名前が付きますので、実情に合わせてタグ付けします。地方語の名前に複数のパターンがある事例では、標準地方語にその地域固有の地方語を加えるため、loc_name=* も使ってください。

正しいタグの例を示します。(訳注:前節と異なり、区切り記号は半角スラッシュ「/」で例示)

2言語を使う地域。

name=Nùgoro/Nuoro 2言語併記
name:it=Nuoro イタリア語
name:sc=Nùgoro サルデーニャ語

あるいはさまざまな言語のパターン。地域の実情に合わせて選びます。

name=L'Alguer/Alghero 2言語表記
name:it=Alghero イタリア語
name:ca=L'Alguer カタルーニャ語
name:co=L'Aliera コルシカ語
name:sc=S'Alighera サルデーニャ語

日本

詳細は Japan tagging#NamesJA:Naming_sample を参照してください。

使い方 説明
name 日本語名称 name=首都高速道路
name:en 英語名称または日本語ローマ字表記 name:en=Metropolitan Expressway
name:ja 日本語名称 name:ja=首都高速道路
name:ja_rm 日本語ローマ字表記。使用中ですが 2018年から name:ja-Latn を推奨 name:ja-Latn=Shuto Kōsoku Dōro
name:ja-Latn 日本語ローマ字表記 name:ja-Latn=Shuto Kōsoku Dōro
name:ja_kana 日本語かな表記
name:ja-Hira 日本語ひらがな表記

name:ja_rm=*name:ja_kana=* はいままで非標準コードがキーとして使われてきました。日本語ローマ字表記の標準言語コードは name:ja-Latn=*、ひらがなの標準言語コードは name:ja-Hira=* です。BCP 47 を参照して下さい。

name:ja-Latn=* タグがないオブジェクトに日本語名を翻訳する場合、発音や翻字がごちゃごちゃしないように、中国語の漢字用翻字エンジンではなく日本語の翻字エンジンを使用してください。

コリア

コリアではコリア語が唯一の公用語です。コリア語は (ハングル を使用して) コリア語 で書かれています。

道路標識には、ローマ字表記や翻訳されたものがよく使われます。ほとんど英語ですが、中国語や日本語もあります。韓国でのローマ字表記は Revised Romanisation of Korean に従ってください。北朝鮮でのローマ字表記は McCune–Reischauer に従ってください。

使い方
name=コリア語 name=경부고속도로
name:en=英語 name:en=Gyeongbu Expressway
name:ko=コリア語 name:ko=경부고속도로
name:ko-Latn=コリア語ローマ字表記 name:ko-Latn=Gyeongbugosokdoro
name:ko_hanja=漢字表記 name:ko_hanja=京釜高速道路

現在では name:ko_rm を使用せず、 name:ko-Latn= を使用するようにしてください。

漢字の標準言語コードは name:ko-Hani=* であるべきです。

参照:

クウェート

クウェートでの標識 (道路標識含む) は、アラビア語と英語で書かれています。 以下のようにタグ付けしてください。
name=شارع القاهرة アラビア語名
name:en=Cairo Street 英語名

name=شارع 25 アラビア語名
name:en=Street 25 英語名

レバノン

レバノンの道路標識はアラビア文字とフランス語で記述されています。タグは以下のとおり:

name=طرابلس アラビア語の名称
name:ar=طرابلس アラビア語の名称
name:fr=Tripoli フランス語の名称

ルクセンブルク

ルクセンブルクでは、村の名称とその標識はルクセンブルク語とフランス語のバイリンガルで記載されています。例えば、フランス語: Bascharage , ルクセンブルク語: Nidderkäerjeng。通りの名称は一般的にフランス語だけで記述されていますが、いくつかの村ではバイリンガルの道路標識を使っています。例えば、フランス語: Rue de Koerich, ルクセンブルク語: Kärcherwee 。

name:lb=*はルクセンブルク語の名称があるときに使うことができます。

Rue de Koerich / Kärcherweeに正しくタグ付けする方法:

name=Rue de Koerich
name:lb=Kärcherwee


Rue Saint-Ulric / Tilleschgaassを正しくタグ付けする方法:

name=Rue Saint-Ulric
name:lb=Tilleschgaass

モロッコ

モロッコの道路標識はアラビア語とフランス語で記述されています。 name=Rue Rabat شارع الرباط とタグ付けし、アラビア語を name:ar=شارع الرباط と、フランス語を name:fr=Rue Rabat とタグ付けすることを推奨します。もし Barber (または Tamazight)が含まれる場合は、フランス語とアラビア語で完全に名称を記述したうえで、 name:zgh=* または name:ber=* をつけます。

ニュージーランド

ニュージーランドの場所によっては、英語・マオリ語の両方による公式な名称が設定されています。その場合の正しいタグ付け方法は以下の通りです。

name=Aoraki/Mount Cook (公式な両方の名称)
name:en=Mount Cook (英語の名称)
name:mi=Aoraki (マオリ語の名称)

北マケドニア

The official languages in North Macedonia are Macedonian written in Cyrillic and Albanian written in Latin.

Even though it is official language Albanian is not used for road names and most of other signs in most Macedonia. Across the country For road names and signs only Macedonian is used and it also is transcribed (when available) to the Latin alphabet according to the Macedonian transliteration rules.

  • The geographic terms: планина (mountain), низина (valley), плато (platteau), град (city), село (village), река (river), езеро (lake), залив (bay) etc., which are part of the geographic name, are generally transliterated as follows:

Шар планина → Shar planina

  • Geographic terms that are not part of the name, should be translated (here an example in English):

Охридско езеро → Lake Ohrid

  • The terms "северен" (northern), " јужeн" (southern), "источeн" (eastern), "западен" (western), "централен" (central) and similar ones, in case they are part of the geographic name, should be transliterated:

Скопје Север → Skopje Sever

  • Dates that are part of road names or signs should be transliterated. The number should be separated from the ordinal suffix with a dash ("-"):

1-ви Мај → 1-vi Maj

  • Ordinal numbers should also be transliterated. The number should be separated from the ordinal suffix with a dash ("-"). The ordinal suffix should be declined according to the corresponding gender:

15-та Бригада → 15-ta Brigada

Examples:

name=Методиjа Патчев
int_name=Metodija Patčev (transliterated name using diacritics system)
name:en=Metodija Patchev (transliterated name using digraphs system)

name=Булевар Ослободување
int_name=Bulevar Osloboduvanje (transliterated name using diacritics system)
name:en=Boulevard Osloboduvanje (translated to target language)

name=3-ти Ноември
int_name=3-ti Noemvri (transliterated name using diacritics system)
name:en=3-ti Noemvri (optional since it's same as int_name)

ルーマニア

In cities and villages where there is a minority representing at least 20% of the population, the local signs must be multilingual. In this case, street and city names should be written in Romanian; additionally, one can add the name in the secondary language using a different tag.

For cities without a significant minority population, street names must be written in Romanian. City names can be added in different languages using name:iso_code=* if there are significant sources supporting that name.

For example:

ロシア連邦

Names are in Russian, but sometimes English names may used as it is. name=KFC but not transliterated name=КФЦ or literally translated name=ЖЦК.

name=Subway + name:ru=Сабвэй

and

name=KFC + amenity=fast_food (note absence of name:ru)

but

amenity=cafe name=Шоколадница


セルビア

セルビア語の表記にはキリル文字 (公式) とローマ字翻字 (一般的) の両方があり、命名規約は両方に対応する必要があります。現状の案は、キリル文字に name:sr=* タグを使い、ローマ字翻字は name:sr-Latn=* を当てます。地方語のタグは BCP 47 準拠です。

既定の name=* タグには原則としてセルビア・キリル文字のみ記入しますが、特定の地域で多数を占める地方語が標準語のセルビア語ではなく、地物の表記法もキリル文字を使わない場合があります (一例として北部のスボティツァあるいは南部のプレシェヴォ。) その場合でもセルビア語のタグ name:sr=* は必須で、さらに現場の地方語の言語タグを付けます (例としてハンガリー語 name:hu=*、アルバニア語 name:sq=* など。)

スロバキア

スロバキアには地方語話者の割合が多い、もしくは大部分を占める地域がいくつもあります (例:南スロバキアのハンガリー語圏)。それらの市町村には地方語の地名が広く使われ、少数言語が国にも公認されたところもあります。 その場合、タグ付けは現状で次のように扱います。

name=スロバキア語の公称
name:hu=ハンガリー語の公称

スロバキアで活動中のマッパーのコミュニティでは、name=* タグには言語タグを1件のみ使い、2言語は併記しないという見解です。 ご意見はスロバキアのフォーラムで打診してください。

スペイン

地域によって、スペイン語の他に3つの言語が使われています。カタルーニャ語 (Català=ca)、ガリシア語(Galego=ga)、バスク語変異のエウスケラ語(Euskera=eu)です。

カタルーニャ語はカタルーニャ州とバレンシア州の多くの地域(東北部とバレアレス諸島)で使われています。通常、公式な地名はカタルーニャ語で書かれ、時々スペイン語の名称を見ることもあります。例えば、公式な名称はリェイダ県(Lleida)ですが、伝統的にこの地方は Lérida と呼ばれており、また記されてもいます。

正しいタグ付けは以下のようになります。:

name=Lleida
name:es=Lérida
name:ca=Lleida

同様なことは北西端で使われるガリシア語や、バスク地方やナバーラ州で使われるエウスケラ語にもあります。ドノスティア=サン・セバスティアン(Donostia - San Sebastián)や、ビトリア=ガステイス(Vitoria - Gasteiz)のように地域の行政上の名称と昔から使われてきた名称を併記するなど、例外もいくつかあります。この場合の正しいタグ付は以下のとおりです。

name=Vitoria - Gasteiz
name:es=Vitoria
name:eu=Gasteiz

個々の地名について、正しい事情を調査してください。

スイス

4カ国語のロマンス語を含む、レトロロマンス語のISOコードは、ISO639-1では rm、ISO-639-2では、rohです。現状、ISO639−1と-2の仕様は、ロマンス語の方言の違いを表現するコードを持っていません。そのため、rm は主に多かれ少なかれ公式な、 "Rumantsch Grischun"に利用されるべきです。ISOコードがロマンシュ語の方言ごとに決められていない問題についてはまだ解決されておらず、議論が必要です。

ドイツ語のスイス方言の名称('Schwiizertüütsch','Schwyzerdütsch')は、name=* タグに対して、 name:gsw=a Swiss german name として追加してください。ドイツ語のスイス方言についての説明は、 GISpunkt HSR Wiki を参照してください。

例: name:gsw=Züriname=Zürich に追加して、さらに name:en=Zurich を記述してください。コード gsw の尤もらしい意味は"German SWiss"です。[1] 及び [2]を参照してください。

de:Switzerland/Map Features#Mehrsprachige Benennung (name)を参照してください。

台湾

台湾 は繁体字を利用しています。中国語の名称は漢字を利用するべきです。ローマ字の名称はname:en=通り名として付与されるべきです。

Taiwan#Translation (中文地址英譯) にはどのように名称を翻訳するのかについて書かれています。

Following the Taiwan Post Office guide, the following rules should be applied:

Name (Chinese) Name (English)
Road
西 West
East
Section
Street
Lane
Alley

Since "Aly." and "Ln." sound quite cryptic and don't save that many characters, the whole English name will be used for Lanes and Alleys.

A whole standard entry should include:

name=<Chinese>
name:zh=<Chinese>
name:en=<English>

Here is a real life example:

name=南京東路三段256巷28弄
name:zh=南京東路三段256巷28弄
name:en=Alley 28, Lane 256, Section 3, Nanjing East Road


台湾では複数のローマ字表記が利用されています。(?:) name:en=*は、道路標識に示されている名称に利用されるべきです。(その他のローマ字表記も記入されるべきでしょう。異なる記述も(例えば地図や名刺などで)時々利用されますし、そのような変化があっても通りを見つけることは可能だからです。)

タイ

タイでは、タイの文字の名称で記述されています。多くの通りには英語の名称も併記されています。

name タグにはローカル(タイ語)の名称を記述します。その他の言語は、言語コードで拡張されたnameタグで記述します。特別なレンダリングによって、バイリンガルな名称の他にも、表示される言語を選択することができます: http://thaimap.osm-tools.org/

例:

name=เชียงใหม่
name:en=Chiang Mai
name:th=เชียงใหม่

The Language spoken in Northern Thailand is Kam Muang (ᨣᩴᩤᨾᩮᩥᩬᨦ) and can often be found on street signs with the ISO639-3 code of nod.

Example:

name=เชียงราย
name:th=เชียงราย
name:en=Chiang Rai
name:nod=ᨩᩭᨦᩁᩣᩭ

In the 4 provinces of Songkla, Patani, Yala and Narathiwat Bahasa Jawi (بهاس جاوي) is used widely.

Example:

name=ปัตตานี
name:th=ปัตตานี
name:en=Pattani
name:mfa=ڤطاني

チュニジア

チュニジアの道路標識はアラビア文字とフランス語で記述されています。タグは以下のとおり:

name=عربي for arabic name
name:ar=عربي for arabic name
name:fr=français for the french version

ウクライナ

Ukraine has one official language (Ukrainian). However due to historical backgroung of many territories in some areas Polish is also in use. Additionally, as a post-Soviet cultural phenomenon, Russian is extremely widespread as a second language, in some areas (Crimea, Eastern Ukraine) dominating over official Ukrainian. Finally, in Crimea there is another language used by the peninsula's indigeous people, Crimean Tatars, who constitute a notable part of the population there. Considering these factors, Ukrainian OSM community widely uses Relation:associatedStreet to provide scalable multilingual support. Generally the following scheme is used:

name on the way (street) - in Ukrainian or in Russian, according to the truth on ground rule. There had been several holywars concerning "default" language. While inside a city it is recommended to keep this tag to a single language prevalent there (i.e. on the street signs). "Default" for Ukraine is Ukrainian, however one should use it reasonably. As an example many signs in Crimea installed during Soviet period are still in Russian. In questionable situations DWG recommends to keep to the "Truth on the Ground" rule.

name on the relation (associatedStreet) - same as above.

name:uk, name:ru on the relation (associatedStreet) - for multilanguage support. May be accompanied by the less widespread name:pl (Polish), name:crh (Crimean Tatar) as well as international name:en etc.

Note that all street ways sould be included in the relation with "street" role, while the houses related to the street should be included with "house" role for correct address processing.

イギリス

コーンウォール

コーンウォールは、イギリスの州です。19世紀までは、コーンウォール語(Kernewek)が話されていました。コーンウォールには、自分たちの国を作るべきで、少なくとも独自のアイデンティティを保持するべきだと考えている人たちがいて、いくつかの道路標識には、伝統的な英語表記の標識の上に、コーンウォールの旗がスプレーペイントされています。

ケーリー (Kerrier) 地方の自治体には、コーンウォール語で記した道路標識もあります。英語名しか使われていなそうですが、これらのデータをOSMに載せるのが良さそうです。

ISO 639-1 のコードは kw です. そのためname=英語名, と (もしあれば) name:kw=コーンウォール訳 としてください。

マン島

マン島 の道路標識の多くが、英語版とマン島語版の両方の名前を持っています。マン島語版の方には name:gv=* タグを使用してください。英語版の方には name:en=* を追加してください。 どちらのバージョンがメインで使用されているかを name=* タグで表してください (通常は英語版)。

北アイルランド

北アイルランド、特に西ベルファストの一部の道路標識は、英語とアイルランド語の両方が記載されており、ほとんどの地名にアイルランド語訳があります。英語名をname=*でタグ付けし、アイルランド語をname:ga=*でタグ付けしてください。アイルランド共和国では、ゲールタクト (アイルランド語圏)で name=* にアイルランド語を記載するルールが適用されますが、北アイルランドには、まだ正式なゲールタクトがありません。

道路標識には英語とアルスター・スコットランド語の両方が書かれたものがあります。アーズ半島のバリーウォルターやグレイアビーと言った村に例があります。スコットランド語のタグは name:sco=* です。

スコットランド

スコットランド高地のいくつかの標識は、英語とゲール語が併記されています。通常は地名(Mallaig, Fort William 等)のみですが、時々道路標識もそのようになっています。 Obanでの例ゲール語の名称は name:gd=* を使い、英語の名称は name=*を使ってタグ付けします。ゲール語が公用語として利用されている地域では注意してください。例: サザーランドのDrochaid a' Chaolais Chumhaing

gdは、スコットランドゲール語の ISO 639-1 のコードです。これは(アイルランドやマン島の)ゲール語とは異なっており、このコードはスコットランドゲール語にのみ使ってください。スコットランドゲール語はカナダでも利用されています。

ゲール語の名称は、OSMのレンダリングのOSM Albaで参照できます。

スコットランド語の名称は name:sco=* を用いてタグ付けし、英語名は name=* でタグ付けしてください。 スコットランド語の名称は通常標識に記載されていません。スコットランド語の地名は、地元の知識がないと判断できないことがよくあります。

いくつかの土地(主に島)には、古ノルド語の地名があります。 name:non=* を使用してください。(non は、古ノルド語のISO 639-2でのコードです)


Na h-Eileanan Siar (西部諸島)

西部諸島 (正式には Na h-Eileanan Siar) では、ゲール語が主言語です。ゲール語の名称を name=* を用いてタグ付けし、英語名は name:en=* でタグ付けしてください。ほとんどの道路標識には第一にゲール語の名称が記載されています。 自然な例として Steòrnabhagh (Stornoway) があります。

ウェールズ

注: このトピックは wikiの本記事の編集と同様に、ハードな議論が行われています。詳細は talk-gb のこのスレッドこのスレッド を読んでください。

いずれにせよ、ウェールズの現地で使われている名前を name タグに使用するべきです。

name:en と name:cy を英語やウェールズ語が存在するが、現地の人が使っていない名前に使用してください。(cy はウェールズ語の2文字の ISO639-1 言語コードです)

ウェールズ語話者の割合は 地域により差が非常に大きく、 訪れるマッパーは現地での使い方を意識する必要があります。

アメリカ合衆国

アラスカ

一般的な母語:

名称 ISO コード 使われている場所
トリンギット語 tli アレキサンダー諸島
中央アラスカ・ユピック語 esu 中央アラスカ
イヌピアック語/アラスカイヌイット語 ale ノーススロープ

アメリカ領サモア

英語のみを話す人口は 3% しかおらず、88.6% がサモア語を話すため、ほとんどの名称はサモア語です。 name:sm=*name:en=* の該当する方を使用してください。

グアム

グアムではフィリピン語 (name:fil=*) の存在感が際立っていますが、依然として英語が大多数を占めています。チャモロ語 name:ch=* も人口の約17%が話しています。地名の中には、これらの言語に由来する名称がが残っているものもあります。

北マリアナ諸島

アメリカ領サモアのように、英語話者は少数派です。CIA World Factbook によると、 人口の33%が "Philipine languages" を話し、フィリピン語 (name:fil=*) が多数派である可能性が高いです。公用語はチャモロ語 name:ch=* と英語です。一般的には USGS 地形図の名称を使用するか、可能なら表示されている名称を使用してください。

Hawaiʻi

アメリカ合衆国のハワイ(Hawaiʻi)州は、英語とハワイ語 (name:haw=*) が公用語です。多くの地名は、先住民のハワイ人の名称のままのもので、それ以外にはいくつかパールハーバーのような有名な例があります。現在、多くの地名は公式には適切な ʻokina (声門閉鎖音)と、 kahakō (長音記号)によって綴られています。 直線のアポストロフィ ( ' ) や曲線の引用符 (   ) を使用しているように見える場合でも、ハワイ語由来の名前にはʻokina ( ʻ ) を使用してください。

ウズベキスタン

ウズベキスタンの公用語は、ウズベク語のみです。 Additionally, Karakalpak is recognized for the Autonomous Republic Karakalpakstan.

Historically, most places had Russian names, because of the Soviet Union. Many minorities of Russian, Tatar, Krigisian, Turkmenian, and even German origin had been living or are still living in Uzbekistan. Therefore, nearly all places had Russian names that have only in the past years been substituted with Uzbek names in Latin letters or have traditional names in other languages.

name=Toshkent for official Uzbek name in Latin letters
name:ru=Ташкент for the Russian name
name:en=Tashkent for the main English name
name:de=Taschkent for the German name
alt_name:uz=Тoшкент for the alternative Uzbek name in Cyrillic or other Latin versions of the name
alt_name:en=Toshkent for the alternative English names


境界線上の地物

ときには境界線に河川のように共有された地物を当ててあり、両岸で名称が異なる場合があります。たとえばライン川だと、ドイツとフランス国境をなしています。

常に関与する言語すべてで name:code=* を付与し、またバージョンが古い処理エンジンに対応するためには両岸の呼び名にそれぞれ name=* を与えますが、言語と言語を区切るのに、半角スラッシュ記号「/」の前後を半角アキで挟みます。また言語の順番はユニコードのABC順を採用し (少しでも中立になるように) します。

そこでライン川の場合は、フランス語とドイツ語を組み合わせて次の記述になります。
name=Le Rhin / Rhein
name:fr=Le Rhin
name:de=Rhein

注意事項としては、ごく珍しい例では3言語以上の地域にある地物が境界線をなしていて、その恒例は ドナウ川で対応する言語をぜんぶ name=* にまとめようとすると、長すぎて実用的ではありません。実は記述法としてまだ定着していないものの、ひとつの方法を紹介します。

  • name=* を使わず、関連する要素全ての相関関係を書きます。そのために使うのはname:code=* タグ。
  • 隣接する2地域単位で要素を分類します。 (普通は国家同士)
  • 次にペアにした2地域に対し、要素の部分の相関関係を書きます。地域間は name=* を使ってそれぞれの言語での名称を記述しますが、 name:code=* タグは使えません。

最後の例として、要素の限定的な部分のみ境界をなしている場合には、境界ではない部分の name=* 設定を先に済ませます。関連する地域ごとに名称を記述する点は、ほかのほとんどの地物の場合と同じです。